リジッドとロールの双方に対応したオールインワンプリンター「HP Latex R530」を発売。イニシャルコストと設置スペースを抑えて、ダイレクトプリントをより多くの事業者へ提供 日本HP

日本HPは5月29日、第4世代HP Latexインク搭載機の最新モデルとして、リジッドとロール素材の双方に対応した「HP Latex R530プリンター」を発売した。さらに、2025年秋以降にリリース予定の新機種「HP Latex 730プリンター」シリーズと、「HP Latex 830プリンター」シリーズを発表した。

3シリーズは、デジタルカラーパイプライン「HP Pixel Control」を新採用。より少ないパス数で安定性と一貫性のある画質を実現し、均一で滲みのない色と精密なディティールを表現できるという。加えて、内蔵の分光光度計「HP Embedded Spectrophotometer」により、色の一貫性を高く保ちながらカラープロファイルが作成できるため、さまざまなメディアで品質を損なうことなく、印刷ジョブを繰り返し行えるようになった。

SIGN EXPO 2025のセルカムブースで披露されたHP Latex R530プリンター

5月29日発売のHP Latex R530プリンターは、コンパクトな設計、優れたアプリケーション機能、高い持続可能性を兼ねそろえ、リジッド印刷市場への参入や拡大を目指す出力事業者にとって運用しやすいオールインワンプリンターとなっている。同社では、リジッド印刷への対応の課題である、スペースの制限や、高い投資コスト、複雑な運用などを解決する1台だとしている。

同機は、リジッドとロール印刷の切り替えを迅速かつ簡単に行えるだけでなく、さまざまなメディアに対して安定感のある高品質な出力を実現する。HP Latexインクと同ホワイトインクの活用によって印刷の幅が広がり、デジタルカラーパイプライン「HP Pixel Control」で鮮やかな色彩と滑らかなグラデーションを表現できるという。さらに、インクの自動再循環システムと、自動プリントヘッドクリーニング機能により、稼働時間の最大化とメンテナンスコストの削減を達成する。単相電源で使用できるため、スペースが限られた環境でも容易に設置できる。

同社では5月29日、注文管理と生産のリモート制御管理を統合したリアルタイムプラットフォーム「HP PrintOS Production Hub」の提供もスタート。受注管理から生産、後加工、出荷までを一元的にリモート制御管理できることから、出力事業者は効率性を高め、複雑な印刷プロセスをより簡素化する。

同社が徹底する環境配慮については、まずHP Latexインクは人の健康と環境に関するさまざまな厳しい基準を満たした「UL ECOLOGO」認定を取得済み。加えて、プリンター設計では再生プラスチックを25%使用しているほか、長寿命メンテナンスカートリッジも採用して循環性を促進するなど、持続可能な技術が余すことなく組み込まれているという。また、HP Latex 730/830プリンターシリーズは、サイン業界唯一の「EPEAT Climate+※」認定機であったHP Latex 630プリンターと同様の認定も取得した。

※ 米国の環境評価システム「EPEAT」の登録製品であることに加え、製品の設計、製造、普及のプロセスにおいて気候変動への取り組みが評価された製品に付与される

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