ロールとリジッド素材の双方に対応するハイブリッドUVプリンター「UJ330H-160」を発表 ミマキエンジニアリング

ミマキエンジニアリングは3月3日、フラッグシップモデル「330シリーズ」の新製品として、ハイブリッドUVプリンター「UJ330H-160」を発表した。販売開始は2026年4月の予定で、本体価格は520万円(税別)。全世界で年間400台の販売を見込む。【アイキャッチは3月3日に開幕したJAPAN SHOP 2026で披露された「UJ330H-160」】

同製品はロール素材への出力に加え、リジッド素材のダイレクトプリントにも対応。スペースの制限や高額な設備投資を抑えながら、ロール・リジッドの出力を1台で実現するハイブリッドUVプリンターとなっている。

特徴として、様々なロール素材への安定した出力を実現するため、新しく開発したベルト搬送システムを採用。従来のグリットローラーによる搬送方式では対応が難しかった薄手のフィルムや布地も、たわみ・シワの発生を抑えながら安定して搬送することが可能だ。これにより、ウィンドウグラフィックやファブリックサインなど用途を広げ、展示会ブース、店舗空間のグラフィックを一括で製作できるとしている。

新開発のベルト搬送システム

さらに、同搬送システムは、リジッド素材の出力時にも高い安定性を発揮。オートバキュームと前後のロックローラーユニットにより、最大4×8サイズのアルミ複合板や、2インチ厚のカルプ板といった大判・厚物素材も安定した搬送を実現する。これまで貼付け工程や外注に依存していたリジッド製作を、自社内で効率化し完結する生産体制を構築できるようになる。

4×8サイズのアルミ複合板への出力

画質面では、高密度・高精細プリントヘッドと独自の画質コントロール技術を融合したプリントエンジンを搭載し、業界トップクラスの高画質を達成。均一なベタから滑らかで繊細なグラデーションまで、実用スループット14.0m²/時の高い生産性で忠実に再現し、見る人の印象に残るグラフィック製作を可能するという。

また、この高画質を特別なスキルに依存せず安定して再現できるよう、自動調整機能も進化。簡単な操作で常に最適な状態を維持できるため、オペレーターの経験差を問わず、高い生産効率と一貫した品質を実現する。

このほか、UVプリントならではの多層印刷や厚盛表現、クリアインクのグロス・マットの付加価値の高い印刷を一貫してコントロールできるRIPソフト「RasterLink7」と、出力状況を可視化するクラウド型モニターツール「PICT」との連携により、出力から管理までを包括的にサポート。制作現場の運用をよりシンプルかつ効率的なものとする。

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