JAPAN SHOP 2022

小売や流通、建築などのビジネスユーザーを対象とする、日本有数の産業展示会「日経メッセ 街づくり・店づくり総合展」が3月1日から4日までの4日間、東京・有明の東京ビッグサイト東・西展示棟で開催された。主催は日本経済新聞社。
同産業展はJAPAN SHOPをはじめ、建築・建材展、リテールテック JAPAN、SECURITY SHOW、フランチャイズ・ショーの5展で構成。昨年に引き続き、オンライン展示会「日経メッセOnline」も2月15日から3月11日まで併催した。開催規模は、全展合計で818社・団体、2,204小間、来場者16万7,903人となった。
今回のJAPAN SHOPでは、低溶剤インク搭載プリンターのフラッグシップ機の初披露ほか、ハイエンドのサンプルカッター、ローコスト化を図ったレーザー加工機とNCルーターなどの実機が並んだ。注目の環境配慮メディアやガラス装飾フィルムはもちろん、バッテリー式看板も数多く出品。シリコンチューブや樹脂板切り出しによるネオン調サインは、S&Dショウと同じく盛況でニーズの高さがうかがえた。
リテールテック JAPANを含めたデジタルサイネージの出品数は圧巻。既にWi-FiやSIM対応によるコンテンツのクラウド配信は前提と言え、AI技術との連動も進む。コンテンツを流すハードは、LEDビジョンの薄型軽量化や曲面対応はもとより、日光に負けない高輝度、かつ広視野角といった屋外での視認性向上も進歩をたどる。さらには、空間デザインとの融和も図られ、液晶やビジョンを感じさせずにコンテンツを放映する一体型ハードも多く披露された。
次回は、2023年2月28日(火)から3月3日(金)までの4日間、JAPAN SHOP、建築・建材展、ライティング・フェア、リテールテックJAPAN、SECURITY SHOW、フランチャイズ・ショーの6展構成で同所開催予定。(掲載は五十音順)

アビックス
複数のデジタルサイネージをWebブラウザから一括管理する配信システム「MiRAi PORT」を展示。LEDビジョンとコンテンツのクラウド配信サービスをトータル提案した。


エー・ピー・エス
今春発売予定のコードレススタンド看板を出展。オーダーメイド製作で、1回の充電で3日間稼働できる。


エーピー・ジャパン
LEDを使用したネオン風POPや特寸サイズに対応できるライトパネルほか、サイン用の各種モジュールを訴求。


SS LIGHT JAPAN
3Dプリンター製の積層チャンネル文字「P Sign 3D」を出品。コストを抑えつつ、従来はつくることが難しかった細かい文字も表現できるところを訴求。


エプソン販売
3月18日発売のPOPポスター/CADに適した水性顔料インク搭載機「SC-T7750D」を展示。レッドインクにより鮮やかな赤を再現する。


オール
表面コーティングにより衝撃に強く傷つきにくいCOB基盤のLEDビジョン「Ledman-Mシリーズ」をはじめとした各種ビジョンを紹介。


オクタノルムジャパン
ハイパワーLEDによるライトボックス「オクタルミナ」を出品。ファブリックのツールレスなフレーム部材をアピール。


グッドプランニング
昨年11月リリースの「SIM対応バッテリーレスAndroid モニター」をはじめ、店頭向け販促用の小型液晶モニターを紹介。


コムネット
業務管理システム「Sign JOBZ」のほか、月3万円で利用できるレーザー加工機「MAKES」のサブスクプランを提案。

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