理想科学工業は1月21日、Zoomを活用したオンライン上で、「第3回 GOCCOPROオンラインセミナー MiScreen a4編」を開催した。
同セミナーのテーマは、「シルクスクリーン印刷の『内製化』をはじめよう」。低予算でシルクスクリーンを導入したい中小企業向けに、小型の卓上型デジタルスクリーン製版機「MiScreen a4」の活用方法を紹介する内容となっている。
具体的には、オリジナルエコバックへの印刷や、Tシャツへの名入れ、木箱への直接印刷といった実機デモを実施。大型のデジタル製版機や出力設備を持っていない企業に向けてのワンポイントアドバイスを交えつつ、マシンの特徴が解説された。また、内容こそ同じものの、13時からと16時からの計2回配信されている。登壇したプリントクリエイト事業部の小又悟氏は「シルクスクリーンを知っている人もそうでない人も、新たな魅力に気付いてもらえるきっかけになってもらえたら嬉しいです」と話す。
Zoomチャット上では、随時閲覧者からの質問を募集。質疑応答の時間を設けてリアルタイムで回答したほか、時間内に対応が難しかった質問に関しては、別途メールで返信していくそうだ。
主な質問と回答は以下の通り(一部簡略化あり)。
Q.デジタル製版は使い捨てですか?
A.洗っていただければ再利用可能です。
Q.革や金属には印刷できますか?
A.今回紹介したマシンでは難しいですが、他の機種であれば可能です。
Q.フレームにスクリーンマスター(デジタル製版で使う専用メディア)を貼り付ける際に用いるテープは専用品ですか?
A.当社でおすすめしている推奨品です。特殊なコーティングを施し、メディアの貼りに適した製品となっています。
さらに、セミナー後には任意のアンケートを実施。回答者のなかから抽選3名には、シルクスクリーンの「お試しキット」が贈られるプレゼント企画も行われた。
同社では、昨年9月より定期的にオンラインセミナーを開催しており、今回で3回目となる。過去の配信分については、Webサイト上で登録を行えばアーカイブを閲覧可能。今後も継続的なセミナーの開催を予定しているという。