中国バスは3月10日、通学でバスを利用してきた卒業生の門出を祝う特別車両「贈る言葉ッス」の運行を開始した。運行期間は3月31日(金)までで、運行エリアは広島県福山市内となっている。
贈る言葉ッスは、中国バスを含む両備グループのバス事業運営会社5社が、2022年3月に実施した「宇宙一面白い公共交通を目指すプロジェクト」の人気企画で、「宇宙一贈る言葉にあふれたバス」を目指して特別車両 『贈る言葉ッス』 を運行。2023年も継続し、両備グループの路線バス316台が特別車両として広島と岡山で現在運行している。
車内掲示物は、学校教諭や自治体職員からの贈る言葉であふれ、卒業生の門出を祝うだけでなく、乗車客も温かい気持ちになる。押しボタンを押すと「バスは止まりますが、皆様は夢に向かって進んでください」と流れ、押しボタンのアナウンスまでもが背中を押す、心温まるバスになっている。両備グループでは「公共交通の利用促進を目指し、存続維持にかけるバス会社の挑戦にご注目ください」としている。
中国バスの展開では、同バスと井笠バスカンパニーの沿線の小学校4校、中学校7校、高等学校11校と、自治体4市1町が協力。加えて中国バスと井笠バスカンパニー各事業所からのメッセージを含む合計41枚のポスターを掲示した。協力校は府中東高校、新市中央中学校、国府小学校、尾道東高校、尾道北高校、御調高校、如水館中学校、如水館高校、甲山中学校、世羅高校、せらひがし小学校、広島大学附属福山中学校・高校、暁の星小学校、盈進中学高等学校、油木高校、油木小学校、笠岡商業高校、笠岡高校、笠岡東中学校、笠岡西中学校 。協力自治体は尾道市役所、世羅町役場、福山市役所、笠岡市役所、井原市役所。このほかの展開の詳細は下記の通り。
■ 対象車両:
- 両備バス/96台(西大寺、岡山、玉野、倉敷の各営業所、東備バス所属車両、瀬戸内市営バス車両)
- 岡電バス/110台(岡南、津高営業所所属車両)
- 中国バス/73台(福山、尾道、油木、甲山、府中営業所所属車両)
- 井笠バス/37台(福山、笠岡営業所所属車両)
■ 協力した学校・自治体
- 第1弾/3月1日から掲出
- [岡山県内10校]岡山南高校、明誠学院高校、岡山理科大学附属高校、岡山西支援学校、清心女子高校、倉敷古城池高校、山陽学園高校、岡山芳泉高校、笠岡商業高校、笠岡高校
- [広島県内2校1市]府中東高校、新市中央中学校、尾道市役所
- 第2弾 3月10日から順次。第1弾に加え、以下の24校・3市1町が協力
- [岡山県内10校2市] 岡山操山中学校、岡山操山高校、玉野高校、岡山南支援学校、倉敷中央高校、倉敷南高校、岡山学芸館高校、邑久小学校、笠岡東中学校、笠岡西中学校、 笠岡市役所、井原市役所
- [広島県内14校1市1町] 国府小学校、尾道東高校、尾道北高校、御調高校、如水館中学校、如水館高校、甲山中学校、世羅高校、せらひがし小学校、広島大学附属福山中学校・高校、暁の星小学校、盈進中学高等学校、油木高校、油木小学校、世羅町役場、福山市役所