続いて、都環境公社 技術支援部 技術課 環境改善係の小出香澄氏が登壇。今回のセミナーのメーンテーマでもある「省エネ型VOC排出削減設備導入促進事業」補助金の詳しい解説を行った。
補助金の基本概要は以下の通り。
小出氏は、「この補助金は、大気環境のさらなる改善を目指し、VOC対策設備やVOC削減装置付き省エネ型空調・換気設備を導入する投資費用の一部を補助するものです」と話す。補助対象となる機材を導入した際に、設計、設備費、工事費、従来機の処分費の2/3の費用が、1台ごとに最大2,000万円まで賄われるそうだ。2024年の5月から実施されており、最終の申請受付は2025年3月31日までとなっている。
このほか、補助の対象となる条件や、中小企業の定義、補助対象にならないケースなど詳細を解説。申請から審査、採択、交付に至るまでの細かいスケジュール、ありがちなQ&Aも共有された。