エプソン販売は5月30日、東京・丸の内にユーザーが体験・体感できるソリューション提案型のショールーム「エプソンスクエア丸の内」をオープンした。
このエプソンスクエア丸の内には、新宿で運営してきた「エプソンスクエア新宿」「スクエアアネックス」「エプソンイメージングギャラリー エプサイト」を、東京メトロ「有楽町」駅直結の新国際ビルの1階および2階に統合。オープンイノベーション拠点と位置付け、新しい価値を共創する場を目指す。
新ショールームは、「ビジネスゾーン」「プロダクションゾーン」「パーソナルゾーン」「エプサイト(epSITE)」の4つのゾーンで構成。セイコーエプソンが展開しているプリンター、パソコン、プロジェクター、時計、ロボティクスなど、一般・産業用途に関わらず各分野の製品を幅広く披露し、「インクジェット」「ビジュアル」「ウエアラブル」「ロボティクス」の4つのイノベーションを具現化する世界観を構築している。
2階には、「プロダクションゾーン」として、BtoB向けのサイン・ディスプレイ用途の大判プリンタSureColorシリーズの主力ラインアップを常設展示。エコソルベントインク搭載IJP「SC-S80650」を筆頭に、スポーツアパレルのプリントができる昇華転写機「SC-F9350」、2018年に生産性を見直したTシャツプリントのガーメントプリンター「SC-F2150」などの出力デモンストレーションを展開している。
室内には壁紙やサイン、ウィンドウ装飾など内装向けの出力物も展示し、エプソンの強みである高精細な画質が確認できるほか、導入前や運用後の相談にも対応するとしている。
1階のビジネスやパーソナルゾーンでは、オフィス、店舗、学校での利用シーンを各ブースで演出。環境配慮型のオフィスプリンタをはじめ、タブレットPOSによるレジ業務の効率化、電子黒板やプロジェクターなど教育現場でのICT活用を提案している。
同じフロアにはギャラリー「エプサイト(epSITE)」があり、写真展、プライベートラボ、セミナーを開催し、エプソンの技術を使ったクリエイティブ表現を発信する場となっている。「エプソンスクエア丸の内」のオープンに合わせて6月27日まで、世界の“奇妙なもの”を撮影した写真集「奇界遺産」で知られる写真家・佐藤健寿氏の写真展が開催されている。
オープン当日の内覧会で、セイコーエプソン代表取締役社長の碓井稔氏は、「これからの環境やイノベーションに対する取り組みを発信し、ユーザーと一緒に新しい価値を創出していきたい」と語った。
エプソン販売代表取締役社長の鈴村文徳氏(写真)は、「エプソンスクエアは1994年の開設から今年で25年の節目の年。この機に、エプソンの技術を一堂に集め、体感できるショールームとしてリニューアルオープンした。今後は、ユーザーとの活発な交流を通じて、新たなオープンイノベーションの拠点としていきたい」とコメントした。