エムシードゥコーは9月、東京都内の「広告付きバス停上屋」に関し、小田急バスと20年契約を締結。これにより、同社は都内のおける公営・民間12社の主要なバス事業者すべてと独占契約を結ぶことになった。
同社は、世界一位の屋外広告会社であるフランスのジェーシードゥコーが三菱商事と合同で設立した日本法人。同社は現在、都内で410基の広告付きバス停上屋を管理し、1000基を目標に新規設置を推進している。その広告面数(1枠あたり2㎡)は、都内2000面をはじめ、全国では41都市で合計4300面を保有する。
今回の小田急バスとの契約は、都内における広告付きバス停上屋の設計・設置・運営維持管理を対象とする。これにより、エムシードゥコーは新宿や渋谷など中心地区での広告ネットワークを一層拡大していくことが可能になる。
同社では「広告付きバス停上屋」をデザイン性の高いストリートファニチャと位置付け、都市景観を高めることに貢献するとしている。
ジェーシードゥコーCEOのジャンシャルル ドゥコー氏は、次のようにコメントする。「都内最後となる主要なバス事業者との契約は、東京の生活者のためのサービスを拡大し、エムシードゥコーの全国ネットワークを強化することにつながる。広告主と広告代理店がプレミアムロケーションを含む、より広い範囲でブランドメッセージを伝える機会を提供していきたい。生活者、広告主、ブランドの最大の利益のために、日本の主要都市や交通関連事業社がジェーシードゥコーに信頼を寄せてくれたことを大変うれしく思う」