災害時の緊急避難場所を示す巨大な壁面アートが登場、東京都渋谷区

JR渋谷駅近くのJR東日本高架下に3月22日、緊急時の一時避難場所を示すアート作品が掲出された。

同アートは、渋谷区が2020年から実施する「シブヤ・アロープロジェクト」によって誕生したもの。これは、青山学院大学や代々木公園といった渋谷区の一時避難場所を外国人を含めた多くの来街者に知ってもらうため、壁面に目的地への「矢印サイン」を掲出するプロジェクトだ。著名のアーティストを招いて屋外アートを区内の至るところへ設置し、避難場所の認知向上と災害時でのスムーズな誘導を支援している。

今回の矢印サインは、伊藤陽一郎氏、大竹彩子氏、NABSF氏、ヒロ杉山氏の4人のアーティストが参加。もともと、JR東日本高架下にあったアートに追加する形で、3月4日から15日間を使って描かれたという。これまでにも、8人のアーティストが参加しており、これで協力者は10人を越えた。

サインの設置に伴い、渋谷区長の長谷部健氏は「どのアートも渋谷区らしいアート性あふれる作品になりました。まだまだ区内にアート作品は少ないですが、今後も増やしていきたいと思っています」とコメント。これからも渋谷区を訪れる人々に楽しんでもらいつつ、もしもの時に命を守るサインとして役立たせていきたいと、力を込めた。

作品はJR渋谷駅近くのJR東日本高架下に掲出されている

今回新たに登場するアートは代々木公園の方向を指している。言葉のわからない外国人でも、一目で理解できる矢印サインだ

避難場所を啓蒙するアートを描くため、さまざまなアーティストが参加

関連記事

  1. クリスマスをテーマにした初のピールオフ広告を新宿と梅田で展開! シーズンを盛り上げる各種イベントを1…

  2. ダークファンタジー推理アクションゲームの発売を前に、都内12カ所の屋外広告で謎解きキャンペーンを展開…

  3. 静岡県 伊豆の屋外広告物を禁止へ

  4. キヤノン Corolado 1640でショールームを特別装飾。ラグビーワールドカップに向けて

  5. デジタルプリントの見本市「Digital Printing Expo 2023」を東京・蒲田で開催。…

  6. 「SIGN EXPO 2023」が6月14〜16日に大阪南港ATCホールで開催。サイン業界関連企業4…

  7. 頑張る人にエールを送るメッセージを全国に配信。有名ラジオドラマとコラボしたDOOH広告を実施 LIV…

  8. 使用済みの屋外広告がファン向けのグッズに変身! サッカーチームとのコラボで広告のアップサイクルを実現…

  9. 電通 「2017年 日本の広告費」を発表。屋外広告は3,208億円と微増

人気記事 PICK UP!
PAGE TOP