一方で「SG3シリーズ」は、基本スペックはそのままにCMYKの4色対応としているため、幅広いユーザーが購入しやすい価格帯を実現。最大幅1,346㎜幅のSG3-540と同736㎜幅の2機種を用意する。
マシンスペックだけでなく、導入後のアフターフォローにも万全を期している。Web上のクラウドで共有された製品情報をもとに、エラーが発生した際に的確に対応したり、稼働状況の可視化や簡単な利益計算、出力プロファイルのダウンロードなどが可能になるサービス「Roland DG Connect」とも連携。仕事の効率アップや収益性の向上に貢献する。
グローバルセールス&マーケティング本部のTony Miller本部長は、「VG3/SG3シリーズは、これからのプリントビジネスに高い価値を生み出すため、世界中からユーザーの声を集めて新開発したTrueVISシリーズの最新機種です。ひとりでも多くの方々に、最高の画質を手にしていただきたい、という熱い想いを持って開発に取り組みました」とコメント。
これまでのハード設計を徹底的に見直し、筐体の剛性を従来比から約4倍に高めたり、今まで以上に正確かつ安定したインク滴のドット形状と着弾位置のコントロールを実現するなど、ゼロベースから新プラットフォームを開発してきたそうだ。同氏は今後も新しいマシンを通して、プリントビジネスの新しい可能性を開拓していきたいと、言葉を締めた。
本体価格は、VG3-640が218万円、VG3-540は198万円、SG3-540は148万円、SG3-300は128万円(いずれも税別)。販売目標台数は、国内外を含め、3年間で1万台を見込んでいる。