デジタルサイネージを活用したNFT販売の実証実験を実施、丹青社と三井不動産

丹青社と三井不動産は4月4日(月)~11日(月)、東京・渋谷の商業施設、「RAYARD MIYASHITA PARK」にて開催されるイベント「Takahiro Koga -CRYPTO- ~下克上時代の陶芸×NFT~ produced by B-OWND」で、デジタルサイネージを活用したNFT(※)アートの販売に向けた実証実験を行う。

同イベントは、「反わびさび」をモットーとする若手陶芸家・古賀崇洋氏によるポップアップイベント。各作品はリアル展示はもとより、丹青社が運営するアート・工芸作品専門のプラットフォーム「B-OWND」を用いて、3DCG化したものも用意。デジタルサイネージを用いて、画面上で展示される。【画像左がリアル作品、右がデジタル作品】

「B-OWND」とは、ブロックチェーンによって証明書付きのデジタル作品を購入できるオンラインマーケット。作品を購入した人は、NFTの仕組みによってその事実が半永久的に記録されるようになるため、これまでは実物のやり取りでしか実現し得なかった、美術品の管理をプラットフォーム上でできるようになる。このようなNFTを本格活用したアートイベントの実証実験は、国内で初めての事例となる。

さらに期間中は、丹青社が協業するピクシーダストテクノロジーズによって提供されている空間データプラットフォーム「KOTOWARI」を利用し、会場内にカメラを含むセンサーを設置。来場者の属性や滞留時間などのデータを収集して、検証測定に役立てていくそうだ。

※ Non Fungible Token の略で、非代替性トークンとも言う。オンライン上の取引を改ざん不可能な状態で記録する「ブロックチェーン」の技術を用いてデジタルデータに特定の個別情報を持たせ、そのデータに唯一無二の価値を与える。屋外広告の用途で言うと、これによって個人消費者でも屋外広告の枠を購入できるようになり、自由にアート作品を展示したりといった活用方法も模索されている

関連記事

  1. 常識覆す、8面の大型看板で景観調和を図ったホテル

  2. バッテリー内蔵式デジタルサイネージを発売。14時間の連続点灯や太陽光にも負けない明るさを達成 カムビ…

  3. あえて“じゃない方”のエリアに広告を掲出し、知名度の低い商品をPR。シミ対策に最適なスキンケア商品「…

  4. 【中止】第36回広告資機材見本市「SIGN EXPO 2021」を開催、近広連

  5. JR名古屋駅でサイネージ視認者計測に関する実証実験を開始、ビズライト・テクノロジー

  6. 漫画「明日、私は誰かのカノジョ」の名シーンを関西弁に変換した交通広告が大阪・なんば、心斎橋エリアの各…

  7. 新たな広告サービス「応援広告」の認知度、活用状況を調査するWebアンケートを実施。一般消費者の約半数…

  8. 「貞子タクシー」が10月24日から都内に50台限定で登場!あらゆる車内外のデジタル媒体から貞子あらわ…

  9. カ・ラ・ダファクトリー 佐々木希さんの新年応援メッセージを交通広告に

人気記事 PICK UP!
PAGE TOP