遠隔からIJPの稼働状況を可視化できるクラウドサービスにサブスクプランが登場。期間限定で、お得に利用できるキャンペーンも実施 ローランド ディー.ジー.

業務用IJPを製造・販売するローランド ディー.ジー.は6月13日、独自のクラウドソリューションサービス「Roland DG Connect(ローランドディージー・コネクト)」のサブスクリプションプランを開始すると発表した。さらに、お得に同サービスを利用できる記念キャンペーンも合わせて実施。12月末までに契約したユーザーは特別価格になるとともに、より多くの機能を有するプレミアム版を1カ月間無料で使用できるそうだ。

Roland DG Connectは、PCなどのクラウド上から、大判プリンターの稼働状況やエラーの通知などを確認できるサービス。このほか、簡単な利益計算や、利用機種の出力プロファイルのスムーズなダウンロードなど、ユーザーのダウンタイム削減、収益性向上に役立つさまざまなソリューションを提供する。今回、サブスクリプションプランを開始するにあたり、新たに3つの新サービスを用意したという。

1つ目は、さまざまなデータを多角的に分析できるように機能を拡張させた「ビジネスダッシュボード」。複数のプリンターのインク消費量、印刷時間、出力平米数、使用時間の詳細情報、目標稼働率の達成度など、豊富な情報を一目で可視化できるような機能を搭載している。これにより、一層収益性の高いビジネスプランの策定をはじめ、効率的なマネジメントや無駄のない在庫管理を実現する。

2つ目は、アクセス権限のない他のデバイス情報の閲覧も可能になる「マルチユーザー機能」だ。例えば、日本各地に複数拠点を持つ企業であっても、本部から各拠点のプリンターの情報を一括管理可能になるという。よって、全社的な運用計画の策定や、インク消費量の一括管理による発注の効率化、各製品の適切なメンテナンス実施など、安定稼働に役立てられるようになる。

3つ目は、専用の出力ソフトウエア「VersaWorks」の「自動バックアップ機能」。出力設定の情報を自動保存し、必要な時にワンボタンで復元できるようになるため、万が一のPCの不具合や増設、切り替え時のスムーズな作業再開が可能となった。

グローバルセールス&マーケティング本部 本部長のTony Miller氏は、「消費者ニーズの多様化や、トレンドサイクルの短縮化がますます進む今、他にはない価値をつくり出し、タイムリーに提供していく重要性はますます高まっています」とコメント。さらに、IJPを活用したオンデマンド印刷が一般化している市場に着目し、「異なるタイプの製品を併用したり、生産性の向上を図るために複数台のプリンターを導入したりするユーザーも増えています。そのなかで、出力業務をいかに無駄なく効率的に運用していくかが、高い競争力と持続的なビジネスを実現するための重要なキーワードになってくるでしょう。だからこそ、稼働状況を可視化できるRoland DG Connectの持っている役割は大きいものだと考えています」と同製品の魅力をアピールした。

製品の仕様、対応機種は以下の通り。

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