道頓堀の象徴・中座くいだおれビルが全館リニューアル! 全長約6mの「くいだおれ太郎」が新たなランドマークに 野村不動産コマース

野村不動産マスターファンド及び野村不動産コマースは10月9日、大阪・道頓堀の象徴とも言える商業施設「中座くいだおれビル」の全館リニューアルを発表した。オープンは、2025年春を予定している。

中座くいだおれビルは、かつて同地で営業していた老舗飲食店「大阪名物くいだおれ」の名称を借りて2009年に開設。ビル正面に建つチンドン屋の格好をしたマスコット「くいだおれ太郎」は、道頓堀のシンボル的な存在として、地域の人々はもちろん、観光客からも長年にわたって愛されている。

今回の改装プロジェクトのコンセプトは、「道頓堀EE+NA(どうとんぼり ええな)」。「Eat=食の強化」、「Enjoy=エンタメの強化」、「+Nakaza=承継と新しい取り組み」を組み合わせた造語になっているそうだ。

外観デザインには、全長約6mに及ぶ立体造形の「くいだおれ太郎看板」も新たに設置予定。老舗飲食店時代と同様に、太鼓を叩きながら訪れる人を出迎えてくれるギミックも搭載されているそうだ。

このほか、地下1階、地上6階建てで構成される施設内も、昔懐かしいネオン管を思わせる電飾で「くいだおれ太郎」の世界観を表現したり、文化・歴史を体感できるフォトスポット、インパクトのある映像演出を可能にするLEDビジョンを随所に配置。テナントは、改装前から営業していた店舗に加え、ドラッグストアや飲食店、エンタメ施設など20店舗以上が入居する予定だ。商業施設としてのモノはもちろん、情緒や体験価値の高いサービスを提供していく。

そのなかで1階のテーマは、「くいだおれ太郎WORLD」。同施設、ひいては道頓堀の顔ともいえる「くいだおれ太郎」はもとより、天井や壁面にもイメージカラーを盛り込み、世界観を演出。新たなフォトスポットとして生まれ変わる予定だ。

さらに2階は、「芝右衛門狸物語」と称し、鳥居をネオン、石畳をタイルで表現して、道頓堀のお狸様とも言われる「八兵衛大明神」を設置する。パワースポットにお参りできるようにするとともに、鳥居横のパネルでお狸様の歴史も紹介していくという。

そして3階のテーマは、「中座散策の小路」。ネオン提灯のもとで一休みできるスペースを用意し、「芝居茶屋」を疑似体験できるサービスを提供する。壁面には松のデザインを採用し、中座芝居小屋をオマージュしたスポットも設けるそうだ。

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1階の「くいだおれ太郎WORLD」から始まり、2階の「芝右衛門狸物語」、3階「中座散策の小路」と、施設全体で道頓堀を表現。ショッピングとともに、歴史を学べる空間となっている

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