壁紙の施工をより簡単にする、粘着剤付きのプリント壁紙シートが新登場。サイン業界のインテリアビジネス参入を後押し ミマキエンジニアリング

ミマキエンジニアリングは10月8日、インテリア・グラフィックブランド「アルティスタ」の第2弾として、屋内装飾用の粘着層付きプリント壁紙シート「アルティスタ・デコールシート」を発売した。今後は、ラインアップを増やした同シリーズを「アルティスタ インテリアシリーズ」と呼称し、内装・インテリア業界に向けて積極的に提案していくという。

以前からリリースされていた「アルティスタ」シリーズのインクジェット壁紙「アルティスタ ウォールデコレーション」は、主に一般家庭や商業施設、病院、公共施設など屋内用途での使用を想定した壁紙製品。室内への設置に不可欠な防火認定も取得している。

一方で、同製品は粘着層を持たないため、貼り施工の際には壁紙専門の技術による難しい工程を踏む必要があった。粘着層付きの基材を多く取り扱っているサイングラフィックス事業者にとっては、施工のハードルが高い基材だったという。

今回発売された「アルティスタ・デコールシート」は、あらかじめ貼り付け面に粘着剤を塗布しているのが特徴のひとつ。このため、一般的な化粧シートと同様の感覚での壁紙施工を可能とする。その上、耐水性や耐久性にも優れ、塩ビベースでハンドリングしやすいエアー抜け性能を持つので、壁紙施工への知識を持たないサイン製作会社であっても、従来と似た手順で作業できるのが嬉しいポイントだ。もちろん、防火認定とF☆☆☆☆も取得済みとなっている。

ラインアップは、梨地、銀メタリックを用意。従来の化粧シートに比べて最も幅広で、4×8板サイズにもシート1枚で対応できる1,250㎜幅のエアフリーシートを提供する。また次いで12月からは、木目も出荷開始となっている。

木目、梨地、銀メタリックの3種をラインアップする

さらに、「アルティスタ インテリア」シリーズのグラフィックデータをWeb上で提供する新たなサービスも開始。同社で厳選した129種類のテクスチャーを用意するライブラリーやアートコンテンツを多数用意し、ユーザーにデザインデータを自由に活用してもらうだけでなく、インテリアビジネスへの参入を後押しするさまざまな支援プログラムも運用していく予定だ。

壁面はもとより、仕切りやドア表面など、多彩な活用が可能

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