Coloradoシリーズのエントリーモデル「Colorado M3/M3W」を2025年7月下旬から発売。テンションファブリックといったソフトサイネージへの対応力を強化 キヤノン

キヤノンマーケティングジャパンとキヤノンプロダクションプリンティングシステムズは7月15日、UV硬化型大判プリンターColoradoシリーズのエントリーモデル「Colorado M3/M3W」を2025年7月下旬から発売すると発表した。併せて、新しいソフトウエアバージョンの提供をスタートし、テンションファブリックなどのソフトサイネージ向けの対応メディアを拡充することで、より幅広いアプリケーションの製作を支援していくという。

新製品のColorado M3/M3Wは、主にサイン&ディスプレイ市場や建装材市場を対象に、UVgel(ユーブイジェル)テクノロジーを搭載した64インチ対応UV硬化型大判プリンターとなっている。同製品は、2023年8月にリリースした高生産性・高品質の両立を特徴として掲げるColorado M5/M5Wのエントリーモデル。印刷速度と初期投資コストを抑えながら、ミッド・ローボリュームの印刷ニーズに対応し、Colorado Mシリーズのラインアップ強化を図っている。

印刷速度は、グロスモードの高品質モードで29㎡/時、マットモードの高品質モードで18㎡/時と高速出力を達成している。白インクを活用した多層印刷の速度は2層ハイクオリティモードで10㎡/時で、プリントヘッドのオートメンテナンスなどの自動化機能などもColorado M5/M5Wと同様の機能を備え、高生産性を実現。

また、インクを交換することなく1台でグロス/マット仕上げを可能にする「FLXfinish(フレックスフィニッシュ)」と、同一面内でグロス・マットを同時印刷できる「FLXfinish+(フレックスフィニッシュプラス)」のほか、ノズルモニタリング&補完噴射機能、2つのロールドロワーや対応するメディアの種類など、印刷スピード除くとColorado M5/M5W同等の機能を備える。

さらに、Colorado Mシリーズのソフトウエアアップグレードによって対応メディアを拡充。市場成長を続けているテンションファブリックなどのソフトサイネージ向けに、マルチレイヤー印刷が可能な新たな印刷モードを提供し、光の漏れの少ない高密度な印刷物の作成を支援する。加えて、より厚手のメディアへの対応も強化し、使用できるメディアの選択肢を拡充している。

このほか、メンテナンスパック加入や、ORS(オンラインサービス)接続といった要件を満たすと、本体設置日から2年経過、もしくは印刷量2万㎡に達するまでの期間は、プリントヘッド故障時に無償保証で対応するとしている。

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