コークレッド一色に。スクランブル交差点年越しカウントダウンは12万人参加

2016年からスタートした日本コカ・コーラ特別協賛による、渋谷スクランブル交差点の年越しカウントダウン。3年目となる2018-19年は、過去最多の約12万人が渋谷駅一帯を埋め尽くす盛況ぶりだった。

とりわけ外国人観光客の姿が際立ち、カウントダウン時には10・9・8…の掛け声がスリー・ツー・ワンの絶叫にかき消されるほど。京王線へと続く渋谷マークシティの階段、ヒカリエ前のバスロータリーまで外国人らの姿は絶えず、さながら海外の年越しイベントに参加したような錯覚に陥る。

コークレッド一色に染まる渋谷

渋谷スクランブル交差点のカウントダウンイベントは、「YOU MAKE SHIBUYA COUNTDOWN」の名称で2016年から開始。参加者は6万人、10万人と毎年増え続け、今年は12万人を越えた。特別協賛の日本コカ・コーラからは、オリジナルフェルトハットやLEDカチューシャが無料配布され、上空から街並みを捉えたテレビ放映は「コークレッド」一色に染まった。この“アンビエント”の発想を最大限活用したブランド広告の宣伝効果は、絶大であろうことが容易に想像できる。

当日は22時半から渋谷駅一帯の道路を歩行者に解放し、わずか30分後の23時過ぎには定員オーバーで交差点への出入りが封鎖された。宮益坂交差点やモヤイ像の辺りから囲むように黒いバリケードで覆う徹底ぶり。交差点の中に入れなかった人は、事前に用意された特設街頭ビジョンで様子を見守るよりほかはなかった。

交差点に入れず特設ビジョンを見守る人の群れ

23時55分、Q’sEYE、109フォーラムビジョン、グリコビジョン、DHC Channel、シブハチヒットビジョンの交差点に面した5面大型ビジョンでシンクロ放映がスタート。コカ・コーラのCMに出演する綾瀬はるかさんのほか、竹内涼真さん、池田エライザさん、菅田将暉さんのメッセージを披露した後、60秒前から4名揃っての掛け声でカウントダウンが始まった。「3、2、1、ハッピーニューイヤー!」の瞬間には、参加者らは配られた「コカ・コーラ福ボトル」を高らかに掲げ、カンパイ。歓声が渋谷を包んだ。

コカ・コーラ福ボトルでカンパイ

今年初の取組みでは、普段は「渋谷ハチ公南館ビッグシート」として販売される短期媒体の東急東横店壁面で、プロジェクションマッピングを展開した。世界的に知られる「スーパーマリオ」と渋谷のシンボル「ハチ公」がコラボ。クッパにさらわれたハチ公をマリオが助けにいくアニメなどを投影した。他方、モディ外壁のソニービジョン渋谷では、来街者参加型のカウントダウン演出も実施された。

1時過ぎにはバリケードも解かれたものの、これでもかと缶チューハイを重ね合わすグループやパイロンのバーを片手にひっさげて走る外国人など、スクランブル交差点の興奮は冷めるどころか熱気を増すばかりとなった。

コカ・コーラエコステーション

画像引用(一部):日本コカ・コーラ

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