エプソン初となる純正測色器を発売。どこでも誰でも瞬間的に色の数値化が可能に、エプソン販売

エプソン販売は12月8日(水)、分光測色方式の測色器「SD-10」を発売。同社純正の測色器としては、今回が初めてのリリースとなる。標準価格は98,000円(税別)の低価格帯で提供する。

「SD-10」は、見やすい液晶画面によって、誰でも瞬間的に色を数値化できるのが特徴。環状に並んだ9つの光源を使って、素早く正確に色を測定する。

9つの光源を使って正確に測色

IJメディア表面の形状を拾った測定ではないので、一度でより正確な数値を算出できるほか、布など凹凸のあるメディアにも対応。計測時間も他社の類似製品と比べて大幅に削減し、外部環境に結果が左右される心配も一切ないという。

これまでのアナログな色合わせでは、経験や知識といったオペレーター個人の勘所を重視していたが、専門的なノウハウに依存せずとも、簡単に使いこなせる。本体サイズはW35×H80×D80㎜、重さは190gとコンパクトで、なおかつバッテリー内蔵、ケーブルレスでの測定もできるため、打ち合わせや施工現場にもそのまま持ち運べるのも嬉しい。

さらに、Bluetoothに対応し、スマホと簡単に接続できるのも大きなポイント。スマホアプリ「Epson Spectrometer」と連動させれば、SD-10が測定した数値をそのまま画面上に表示するのはもちろん、他の近似色との比較や配色例、補色の提示といった応用的な使い方も可能だ。

本体は見やすい液晶画面付き。測定データはスマホアプリへ簡単に転送できる

また、同社大判IJPと純正ソフトウエアRIP「Epson Edge Print」「Epson Edge Print PRO」の機能と組み合わせれば、より細部まで表現した思い通りの色を出力できるだろう。販売目標台数は、1年間で約200台を予定している。

SD-10は、東京ビッグサイトで11月4日(木)から11月6日(土)まで開催される展示会「サイン&ディスプレイショウ2021」でも出品予定。同展のオンライン版では、設計者による製品説明も行っている。

関連記事

  1. 屋外LEDビジョンに対する国民の印象調査を実施。8割以上が「印象に残る」と回答、ICA

  2. ファミマ 緑・白・青の看板デザインで商標取得、小売業では初

  3. 人流データを用いた独自の調査結果を発表、屋外広告による人の流れを可視化、クロスロケーションズ

  4. 海外の3Dプリンター製品を取りそろえるECサイトがオープン。マシンを15%OFFで購入できる開店記念…

  5. 一般車を広告媒体にするサービス「WithDrive」。ユーザー登録数1,000件突破を記念したキャン…

  6. 個人の応援広告をサポートするサービスを提供開始。誰でも渋谷区内の大型ビジョンに広告を掲出できる時代へ…

  7. 「デジタルサイネージアワード2022」の受賞作品を発表。グランプリはJR新宿駅東口前の「3D猫」に、…

  8. パーキング「タイムズ」運営のパーク24 創業50周年に向け新CI・BIを再構築

  9. 7年振りシリーズ最新作「FINAL FANTASY XVI」の世界観を表現する巨大広告が各地をジャッ…

人気記事 PICK UP!

PAGE TOP