日立製作所は2月28日、大阪のランドマーク「通天閣」のLED・ネオン広告を一新し、環境負荷が低いLEDを全面採用すると発表した。リニューアルは今回で14回目で、既に工事は2022年8月から開始しており、再点灯は2023年9月を予定している。
国内外からの観光客をはじめ、通行量の多い南広告面には「LEDサイネージビジョン」を新設。約H32×W3mの規模で、動きを取り入れた表示や、通天閣と日立の情報を発信していく。同ビジョンは文字をスクロール表示できるため、文字数制限のない発信が可能となり、多言語表示にも対応するとしている。動きを加えた広告は、日立が1957年より掲出してきた通天閣の屋外広告のなかで、今回初めての装いだ。
これに加え、東面に設置していたタワー上部の大時計も、人通りの多い南面に移動する。タワー塔頂部は、天気予報の役割を終え、今後はタワー全体に調和するトップライトとして生まれ変わる。日立と通天閣では、「これからも新たな未来に向かう社会と地域への貢献に努めるとともに、大阪から全国、そして海外へと、グローバルに注目される新たなタワースポットとして、光とビジョンによるメッセージをお届けします」としている。