ミマキエンジニアリングは9月4日、エコソルベントインク搭載のプリント&カット複合機「CJV200シリーズ」を発表。9月11日〜13日に開催された業界見本市「サイン&ディスプレイショウ 2024」で国内初披露した。
CJV200は、同社フラッグシップモデル「330エンジン」のプリントヘッドをシングル搭載し、操作経験が少ないオペレーターでも美しく、速く、簡単にプリントできるのを特徴とする。用途に応じたさまざまな作図モードを用意し、実用モードで17.0㎡/h(4色使用時)の出力速度を達成。これはエントリモデルでは最高クラスの生産性で、繁忙期にも安心して活用できるとしている。
さらに、他社に先駆けてGBL※フリーの新エコソルベントインク「SS22」を日本を含むワールドワイドで発売し、CJV200シリーズに搭載。近年、世界的に使用規制が強化されているGBLを含有せず、これまで以上に作業者の安全を配慮した。SS22インクは、長年市場で定評を持つSS21インクの耐候性や乾燥性などの機能をそのまま継承し、従来機からも安心してCJV200に切り換えられる構造とした。
CJV200シリーズは、ユーザーの用途に合わせて3種類のサイズをラインアップ。発売は2024年10月を予定し、主にサイングラフィックスの用途で年間約1,500台の販売(全世界)を見込む。
※GBL:ガンマブチロラクトン(物質)。有機溶剤の一種で、各社の溶剤プリンターで一般的にインクを構成する材料として添加されている。