OKIデータ ミマキとの提携明かす。国内溶剤プリンターの市場競争に変化

現行の溶剤インクジェットプリンター(IJP)で最高実速を誇り、インクのランニングコスト低減にも定評のあるOKIデータのColorPainterシリーズ。OKIデータは2015年10月、セイコーアイ・インフォテックから大判プリンターの事業譲渡を経て、OKIデータ・インフォテックを立ち上げた後、2018年4月に吸収合併している。

このOKIデータが3月5日、国内溶剤IJPトップシェアのミマキエンジニアリングと業務提携を結んだと発表した。これにより、OKIデータ製インクジェットプリンターはもちろん、インクなど消耗品の国内販売についても、ミマキエンジニアリングが4月1日から担うことになる。

提携対象となるIJPは「ColorPainter H3-104s」「ColorPainter M-64s」の両機で、対応インクなど消耗品も含む。これに加え、OKIデータがこれまでに販売したOKIデータ製IJPのインクなど消耗品の国内販売も、ミマキエンジニアリングが担うという。4月1日以降は、OKIデータがこれまでに販売したIJPの保守サービスのみ継続する。

販売開始から数年が経過した現在も、ColorPainterシリーズの特徴である高速・高濃度は未だに色褪せることなく、大手出力センターで主力機として稼働する。特に、生産性重視の案件で重宝され、画質重視のものとIJPを使い分ける企業は多い。国内における溶剤プリンターの市場競争にも1つの決着が付いたとされる中、本当の終着点は見えぬ先にあるのかもしれない。

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