インク容量が約2倍の新型2モデルを発表。来年1月から販売開始へ、エプソン販売

エプソンは16日、サイン・ディスプレイ業界向けのエコソルベントインク搭載大判IJPとして、新商品2モデルを発表。従来製品で使用していたインクカートリッジに代わり、約2倍以上の容量を持つインクパックを採用した、10色インク搭載「SC-S80650L」と、4色インク搭載「SC-S60650L」を来年1月中旬よりリリースする。また現行モデルと測色器がセットになった新モデルもラインアップに加え、同日に販売開始するという。

新製品2機種は、2016年5月にリリースされた「SCS80650」「SC-S60650」の新型モデル。高画質、高生産性、広色域と鮮やかな色彩表現、メディアの重量や形状などを感知・制御し、紙送りの制度を高めるオートテンションコントロールシステムなどといった現行スペックは据え置きのまま、インク容量が約2倍と大幅に増加したインクパックを新たに使用している。これにより、従来と比較してインクの交換頻度が減少し、生産性も向上。「大量印刷時の交換が手間になる」というユーザーからの声に応えている。

10色インク搭載「SC-S80650L」

4色インク搭載「SC-S60650L」

このほか、使用済みになった際に場所を取らないのも、インクパックの特徴。インクカートリッジと比較して約1割程度のスペースで事足りるため、保管に苦心していたユーザーにとっても使いやすい仕様となった。

さらに同日には、現行モデルである「SC-S80650」「SC-S60650」「 SC-S40650」と測色器がセットになった新モデルを商品ラインアップに追加。過去に好評を博したキャンペーンを、製品として落とし込んだ形だ。エプソンの純正RIP「Epson Edge Print」と測色器によって、指定色を測定し数値化できるため、これまで目視や感覚を頼りにしていた色合わせの工数を大幅に削減可能。誰でも簡単に色を整えられ、業務の効率化に貢献する。

2012年にサイン業界へ参入して以降、屋内外装飾、壁紙、ウインドウディスプレイなど、さまざまな用途でプリンター市場を拡大させてきた同社。来年に向けては、年間販売台数400台を目指すという。

関連記事

  1. 9年ぶりに名物ランナーの灯り消える。東日本大震災以来の自粛消灯、道頓堀グリコサイン

  2. 新宿駅通路に横幅45m超えの巨大デジタルサイネージを新設、JR東日本

  3. 滋賀県長浜市 長浜景観広告賞を発表。大賞はエノモトの社屋ロゴ看板

  4. AIカメラを連動させたデジタルサイネージの実証実験を静岡県内のスーパーマーケットで開始 楽天とタカラ…

  5. 社員が原価意識を持ち利益率すら向上させるSignJOBZ、コムネットユーザー会

  6. DTF対応のガーメントプリンター「SC-F2250/SC-F22H5」を156万円で7月26日から発…

  7. 江戸川乱歩の作品を完全オリジナルのデザインで表現。新たな乱歩の世界観をデジタルプリントで演出、LSS…

  8. 「時給178円UPでちょっとイイこと」のキャッチコピーで全国それぞれの大学生に向けたプロモーションを…

  9. 2021年の世界の広告市場はコロナ禍前の水準を上回る。屋外広告もほぼ回復に、電通グループ

人気記事 PICK UP!
PAGE TOP