地元飲食店へサインで貢献 「Take Out」デザインを無償提供、ジャスティ

東京・杉並に本社を構えるサイン製作会社のジャスティは、緊急事態宣言の発令下における地場飲食店への応援と日頃の感謝の意を込めて、4月初旬から「Take Out」ポスターのデザインを無償で提供している。

これは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、客足が遠のき経営が困窮している飲食店に向けて、サインという媒体を通して何か貢献できないか、また同業の看板屋や印刷関連会社と協力し合い、少しでも地場に活力や元気を取り戻してもらえたら――というのが主旨だ。最初は、FacebookをはじめとするSNSでつながっている旧知の同業者へのデザイン提供から着手した。

まずは個人的に賛同を得てもらうことからスタートし、そこから既に疲弊困憊している飲食店へ今すぐにも利益を確保してもらえるよう、多方面に拡散できるSNSのスピード感をフル活用。瞬く間に全国へと波及し、地場の看板屋が飲食店を支援する取り組みとして、地方紙などで頻繁に紹介されるようになった。

スキームは、看板屋や印刷業者が任意にダウンロード後、各社が得意とする分野・アイテムを活かし、ポスターやステッカーなどを製作してもらう。これらを地元のニーズに合わせた方法で無償で配布・提供するという仕組み。サイズや数量は協力できる範囲で構わない。

デザインは、店頭でのテイクアウトとデリバリーが一目で分かるよう、白地に赤色の配色で表現。バックを持つ手の図柄と文字が目につくキャッチなレイアウトになっている。

同社の矢島尚行社長は「とにかく、常日頃からたいへんお世話になっている地元の飲食業の方々の困窮している状況を見て、少しでもお役に立ちたいと思った。こうした状況のなか、我々のサイン業を通じて少しでもご協力できるのならば」と話している。

関連記事

  1. コロナ禍の時流を反映したデジタルサイネージの最新技術や活用事例が一堂に集結、DSJ2021

  2. トヨタ 都内直営販売店4社を融合し新会社設立へ。看板全面切替え

  3. エプソン初となる純正測色器を発売。どこでも誰でも瞬間的に色の数値化が可能に、エプソン販売

  4. 泥棒にそそのかされたパパが海賊版サイトをつくってしまう「転載はバカボン」、ABJ

  5. 草間彌生氏との10年振りのコラボを記念して最先端のOOHで東京をジャック ルイ・ヴィトン

  6. 秋田県 「アキタ」の剥がせる交通広告で秋田犬年をアピール

  7. 不二家 数寄屋橋店の屋上看板をLEDビジョンに一新。50年ぶりにペコちゃんも再登場

  8. 横浜駅きた西口前初の180インチLED屋外広告ビジョン。広告費半額キャンペーンも実施

  9. 日比谷に118.5mの巨大ゴジラが登場!? 日本初の屋外イベント

人気記事 PICK UP!
PAGE TOP