レベリックは、店舗内装や電気工事の職人に向けた業務用ポータブルバッテリー「L Power エルパワーシリーズ」をリリース。これまでモジュールや直管型などのさまざまな看板用のLED製品を開発・販売してきたノウハウを生かし、個人向けにとどまらないプロユースのポータブルバッテリーを本格的に販売していく。
ラインアップは、大容量でプロスペック仕様の「LPB-1000W(1,280Wh、400,000mAh)」に、オールラウンダー仕様の「LPB-600W(626Wh、174,000mAh)」を加えた2種類を用意。標準価格はLPB-1000Wが16万5,000円、LPB-600Wは7万1,500円(いずれも税込)となっている。
L Power エルパワーシリーズを活用すると、仮設店舗の施工で電気工事が終わっていなくても、電動ドリルはもとより、サンダーやディスクグラインダなどを自由に扱えるようになり、さらに天井裏の作業で簡単に照明を点灯することも可能だ。高所作業では、鉄塔や塔屋の作業場所まで電気を引っ張る必要がなくなる。もちろん、レジャーや災害時の電力供給にも活躍が見込める。
最大の製品特徴は搭載している蓄電池。安全面、サイズ、寿命のバランスが最も適しているリチウムイオン電池のなかから、 LPB-600Wは「三元系リチウムイオン電池」、 LPB-1000Wは「リン酸鉄系リチウムイオン電池」を採用している。前者の三元系は、エネルギー効率が良いため、容量に対するバッテリーサイズを持ち運びに便利な小型・軽量に設計できる。後者のリン酸鉄系は、リチウムイオンのなかで最も安全性に優れるほか、繰り返し充電ができるリサイクル性能は三元系の約2倍を誇るという。
出力波形は、家庭用の電気と同じ滑らかな「正弦波」を採用。電動工具をはじめ、パソコンやスマートフォン、タブレットといったほとんどの精密機器に利用できる。
各種認証ついては、(一社)防災安全協会の防災認定をはじめ、UL、CE、UN38.3、PSEなど第三者機関による安全性試験をクリア。さらに、短絡をはじめ、過電流、過充電などに対する9つの保護機能を搭載し、安全管理に万全を期す。
なお、オプションで140Wと200Wの高効率ソーラーパネルや専用の簡易防水カバーも用意している。