まるで手品のような演出を出力物に施す特殊メディア、「TRICKPRINT」シリーズを手がけるSO-KENとリンテックサインシステムは6月9日、同シリーズより、変化する仕掛けによってホテルの部屋に「驚き」や「楽しさ」「ストーリー」を提供する新しい内装材「インタラクティブ・インテリアアイテム」4種のリリースを発表した。主に、観光スポット近くのホテルやテーマパーク併設施設、特定のキャラクター、世界観などを表現したコンセプトルームに向けて提案していく予定だ。
ラインアップに加わったのは、「リライト・ウィンドウフィルム」「トリックウォール・リアル宝探し」「アート額縁・フラッシュポスター」「ベローズ・ウォールステッカー」の4種。それぞれ、ひとつの印刷物でありながら見方によってビジュアルが変化する特殊構造となっており、ホテルに来訪した利用客をメディア1枚で楽しませられる体験型アイテムとなっている。
「リライト・ウィンドウフィルム」は、後ろから日光を当てると、隠れたデザインが見えるつくりになっているウインドウフィルム。フィルムを貼るだけで他に装置などは必要としないため、プロジェクションマッピングやARなど他の体感型商材と比べて、コスト、施工の手間を抑えられる。
「トリックウォール・リアル宝探し」は、ブラックライトの紫外線に反応して隠しデザインが見える壁紙クロスを使用した製品。一見、普通の内装壁紙に見えるものの、UVライトの紫外線を当てると隠れキャラが出現する。その部屋中に隠れたさまざまなキャラクターを、宝探し感覚で探索できるのが特徴だ。謎解きやプレゼント企画などと組み合わせれば、さらに楽しさが増し、話題性も創出できる。