全国にコンビニエンスストアを展開するファミリーマートとゲート・ワンは6月27日、店舗内で展開するデジタルサイネージ「FamilyMartVision」の設置数が、全国34都道府県で合計3,000店舗に達したと発表した。
ファミリーマートは2021年8月に伊藤忠商事と連携し、デジタルサイネージ関連を事業の柱とする新会社、ゲート・ワンを設立。デジタルサイネージを活用したさまざまな事業を展開してきた。国内で消費者のメディア利用形態が多様化するなか、屋外広告や交通広告など、デジタルサイネージを用いた効果的なマーケティング手法に着目し、大きなビジネスの可能性を感じているそうだ。
現在ファミリーマートは、全国に約16,600店舗展開され、1日の利用客は約1,500 万人と言われている。よって今回設置されたデジタルサイネージは、1週間で約1,900万人が接触するデジタルメディアとなるという。既に、設置店舗で動画によってPRした商品の売り上げが2割以上アップするなど、新たな収益源にもつながっている。
今後はさらなる設置店舗の増加を見据えているという同社。企業広告はもとより、地域のニュースやクイズ、アート、ミュージックビデオ、お笑い芸人のコント映像など、多彩なコンテンツを配信していく予定だ。
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