蚊取り線香や家庭用殺虫剤「キンチョール」などさまざまな暮らしの商品を開発する販売メーカー、大日本除虫菊は11月28日、東京メトロ丸ノ内線新宿駅のメトロプロムナードに、ロングセラー商品のお掃除シート「サッサ」をPRする巨大屋外広告を展開した。掲出期間は、12月4日(日)までとなっている。
広告は、同製品を持ち帰れるピールオフ広告となっているのが特徴。同社が同28日から実施している「全国統一サッサ年代別認知度調査」の結果を反映させたデザインとなっており、「サッサ」を持ち帰るために広告面から剥がすと、調査中に得られた老若男女からのそれぞれの意見を確認できる仕様になっている。
なお、「全国統一サッサ年代別認知度調査」とは、徐々に若者からの認知度が下がってきているという「サッサ」の現状に危機感を覚えた同社担当者によって、その実態を明らかにするために実施された調査。20代から70代までの男女1,000人を対象にアンケートを行い、それぞれの意見をまとめた。
その結果、20代と50代の間で認知率に約3倍の差があると分かり、深刻な「世代間ギャップ」を明らかにしたそうだ。このほかにも、「サッサって何? 踊り?」「20年以上まともに使っていない」「サッサという言葉を聞いて何も思い浮かばなかった」など珍回答も続々と寄せられた。
それを受け、若者に「サッサ」の魅力を伝えるプロモーション企画として、Web上の特設サイトで「サッサ」の魅力を募集する「サッサのええとこ教えてキャンペーン」を実施。それをPRする一環として、今回の屋外広告の掲出にもつながったそうだ。
サイト上では、「水なしですぐに使える」「細かいホコリも見逃さない独自の三層凸凹シート」など、「サッサ」の魅力を改めて紹介しているほか、同製品の”ええとこ”を募集。応募者のなかから抽選で33人に、「商品詰め合わせセット」をプレゼントする企画を行っている。募集期間は、2023年1月13日(金)まで。