さまざまなデータを自動生成できるAIを活用し、映像コンテンツや調査レポート、プレスリリースの自動作成を実現、バカン

AIとIoTを活用したデジタルサイネージサービスを提供するバカンは5月23日、自社で保有するサイネージメディアの利用をさらに推進していくと発表した。配信コンテンツの自動生成や、ユーザーへの提供価値の強化、業務の効率化などを目指し、生成系AIの活用をより積極的に進めていくという。

それに伴い、同社が掲げるプロジェクトは、以下の3つ。
①DOOH配信コンテンツ作成機能の強化
②「データ分析機能」の開発
③プレスリリースの自動作成

まず「DOOH配信コンテンツ作成機能の強化」において注力していくのが、同社製品のひとつであるトイレサイネージメディア「アンベール」のさらなる活用。従来通り、個室や性別が分かれる、といった特徴を生かした広告配信を続けつつ、ニュースや天気、季節、時間、ロケーション情報などを網羅したオリジナルコンテンツを自動的に生成できる機能を随時搭載させていくそうだ。例えば、トイレ利用時のリラックスタイムに合わせて、直近あったニュースなどを俳句形式にしたクスッと笑える映像を配信するなどして、トイレ利用者がより快適に日常を過ごせるような空間創出を目指していく予定だ。

トイレサイネージを活用し、AIによって自動生成されたコンテンツを随時配信していく

さらに、同社が提供しているデジタルサイネージの「データ分析機能」をさらにアップデート予定。これまでに集めてきたさまざまな場所の混雑データを、もっと簡単に、もっと深く理解できるようなサービスを提供していくという。混雑のパターンや、どの時間帯が混みやすいか、どれくらいの頻度でメディアを利用しているかなど、多彩な視点からデータを分析し、自動でレポートをまとめられるような機能を拡充予定だ。

分析機能のアップデートによって、より多くの視点から見た、客観的な人流データが得られる

そして、「生成系AIによるプレスリリースの自動作成」サービスも開始する。これにより、人間の作業量を大幅に削減し、省人化を実現。より少ないリソースで、高品質な情報を迅速に届けられるようになる。

同社は今後も、生成系AIを活用したさまざまな取り組みを模索。社会全体の生活の質の向上を目指して、サービス開発に力を入れていくそうだ。

関連記事

  1. 市内の魅力的な看板を集めたパネル展「横浜サイン展2025」を開催 横浜市

  2. 日本初のフィジカルNFTギャラリー「NOX」を8月にオープン、エフ工芸

  3. 海外の3Dプリンター製品を取りそろえるECサイトがオープン。マシンを15%OFFで購入できる開店記念…

  4. 昭和レトロなホーロー風看板で地元カレーをPR、岡山県総社市

  5. TVドラマも放送開始のスタートアップ漫画「トリリオンゲーム」。都内各所で主人公のハルによる挑戦状広告…

  6. 気象データと連動した情報を配信する「気象連動型デジタルサイネージ」を開発、ルグラン

  7. 「ホワイティうめだ」に日本最大規模となるデジタルサイネージ204面を設置、大阪地下街

  8. 皮革・合皮への美しいプリントを実現するソルベントUVプリンター「SUJV-160」を発売、ミマキエン…

  9. 国内最大の業界見本市・サイン&ディスプレイショウも中止が決まる

人気記事 PICK UP!
PAGE TOP