クラウドポイントは2018年10月1日、シャープマーケティングジャパンと9月20日付けでLEDディスプレイの拡販について業務提携を締結したと発表した。
この業務提携により、両社はビジネスパートナーとして、LEDディスプレイの売上げ拡大に向け、相互優先仕入をはじめとした納入体制・サポート体制を確立していく。
提携の経緯として、デジタルサイネージ(DS)市場の拡大、屋外DS需要の高まり、両社DS実績による相乗効果の3点を挙げる。
市場の拡大については、2016-17年国内DS市場は前年比10.7%増の1341億4,000万円の規模。ディスプレイと配信システムの低価格化に伴い、幅広い分野・用途で需要拡大が進み、潜在需要の大型店舗・企業における新規需要の増加に加え、2020年の東京オリンピックを見据え、交通機関・公共施設・宿泊施設などで新設、追加・更新需要が活発化している。2021年の国内DS市場は対2016年比120.2%増の2953億円4000 万円、2025 年には同176.4%増の3707億5000 万円まで拡大すると予測されている。
屋外DS需要の向上として、屋外広告の中でも液晶・LEDディスプレイなどのデジタル媒体は、日常的かつ反復的に接触する駅や商業施設・ビル壁面で採用が進み、両面仕様・タッチパネル式・自立型・マルチ・ARなどといった様々な進化・多様化によって年々存在感を増しているという。
両社DS実績は、屋内BtoBサイネージで高いシェアを誇るシャープと、屋外サイネージ約800面・LEDディスプレイ約500面の実績を持つクラウドポイントが、互いの製品力・施工技術・サポート体制を掛け合わせることで、更なる市場での拡販が見込めるとしている。