布素材のプロファイル作成を可能としたIJ出力のカラーマネージメント、エックスライト社

インクジェット出力におけるカラーマネージメントのリーディングカンパニー、エックスライト社と子会社のバントン社は27日、サイン業界に最適化したカラーマーネージメントとして新たに「i1Pro 3 Plus(アイワン・プロ・スリー・プラス)」シリーズを発売した。

新製品のi1Pro 3 Plusは、測定径が大きくなり、従来難しかった粗さのある表面、均一でない表面、表面に光沢があるサンプルでも、プロファイルの作成を実現。これにより、紙だけでなく、近年需要の増す布や皮革など、さまざまな素材のプロファイルを作成できる。

また、電飾看板で使用するバックライトフィルム用のICCプロファイルに対応し、電飾看板のカラーマネージメントも容易とした。電飾看板の光源も直接測定が可能で、高精度なプロファイルを作成する。これまでのように目視に頼ることなく、作業時間とコストを大幅に低減する。

なお、i1Pro 3 Plusは、従来のi1Pro2シリーズ同様に、ディスプレイ、プロジェクター、スキャナー、RGB CMYKプリンター、カメラに対応する

i1Pro 3 Plusの新機能は以下のとおり。

  •  大型8㎜アパーチャー: テキスタイル、合皮革などデジタル印刷に使用される新しいタイプの基材や用紙に対応
  •  偏光フィルター(M3測定条件): 正反射光とシャドーを低減し、キャンバス印刷などの粗い表面やファインアート向けの高光沢用紙やフォト用紙に優れたブラックと濃厚な色を実現
  • ○5000ニット(カンデラ)までの高輝度測定: 高解像度ディスプレイに対応し、高輝度モニターのキャリブレーションが可能
  • M0、M1、M2の同時測定: 1回の測定で蛍光増白剤を補正。異なる照明下で、印刷色が蛍光剤を含む用紙にどのように見えるかを予測
  •  新しいLED照明: 装置の信頼性が高く安心。i1Pro 3 Plusは4つの測定条件をサポート:ISO13655 M0; M1:D50;M2:UV除去、M3偏光
  •  透過プロファイル: バックライト用の基材に対応
  •  長い測定ルーラー: 幅広いチャートをサポート

>>>新製品に関するwebサイト

関連記事

  1. 電通「日本の広告費」を発表。WebがTVを抜き、初の2兆円台へ

  2. まちなかの広告媒体をカンタンに注文できるwebサイト「BIZPA」のベータ版をリリース、ビズパ

  3. 2024年 日本の広告費は過去最高の7兆6,730億円に到達。屋外広告は横ばいの2,889億円で推移…

  4. パナソニック 東京・港で配電機器にデジタルサイネージ設置の実証実験

  5. ロンドン市 コーラやハンバーガーの交通広告を禁止へ

  6. 写真とデザインデータだけでオーダーメードのグッズを製作できるWebサイト「Original Fact…

  7. 通天閣の屋外広告にLEDを全面採用。動きを加えた広告掲出は今回が初 日立製作所

  8. 「Metro Ad Creative Award 2021」の受賞作品を発表。屋外広告の新しい可能性…

  9. 日本初上陸となるイタリア製ラミネーターを販売開始、LSS

人気記事 PICK UP!
PAGE TOP