カーラッピングビジネスをトータルで手がけるワイエムジーワンは8日〜10日の3日間、東京・墨田区のLAPPSスタジオで、「第2回 2019 3M™ラップフィルム ラッピングバトル・新商品体験会」を開催した。
同大会は、職人たちがカーラッピングの貼り技術を競い合うトーナメント方式の大会。45分間でどれだけきれいに施工できるか、スピードと精密性の両方が審査される。合計24人が参加し、予選となる2日目までに上位入賞の7人を選定。3日目には、昨年のサイン&ディスプレイショウで開催した前回大会の優勝者を加え、合計8人による本戦が行われた。同時に、スリーエムの新商品「3M™ ラップフィルム シリーズ2080」を実車に貼り付けできる体験会を実施。各種施工ツールを取り扱う、イエローツールズやPPFショップによる販売ブースも展開された。大会オフィシャルスポンサーは、スリーエムジャパン。運営協力は、キャル、デザインラボ、ジェネシス film installer、ソフト99オートサービス、DFCクエスト。
優勝に輝いたのは、ヤマックス・川上裕貴選手。前回優勝者のTWC EXCEED・新谷公平選手を初戦で破った勢いのまま勝ち進み、準優勝のRinda Factory 林田優希選手とはほんのわずかな差での栄冠となった。川上選手には優勝トロフィーのほか、スリーエムジャパンから、「No.1インストーラー」「2019年最優秀インストーラー」の称号が与えられている。上位3名の選手にも、運営協力企業各社からさまざまな記念品が贈呈された。以下は、優勝者・準優勝者のコメント。
「僅差での勝利でしたが、勝ち切れたのは皆さんの応援のおかげだと思っています。私のこだわりでもある、基礎や細かい部分の貼り施工といった技術的な部分を評価していただけたのはうれしかったです。来年はディフェンティングチャンピオンとして恥じないように、もっと腕を上げて臨みたいと思います」(ヤマックス 川上選手)
「全力を出し切ったので後悔はありません。私は数々の世界大会にも出場していますが、国内の大会も年々レベルが上がっているように感じます。チャンピオンは次回も参加とのことなので、自身も進化を続けて、ぜひリベンジを果たしたいと思います」(Rinda Factory 林田選手)
閉会のあいさつでは、オフィシャルスポンサーであるスリーエムジャパン・グラフィックス&アーキテクチュラルマーケット事業部の柴田俊樹事業部長が登壇。「ラッピングビジネスを日本で盛り上げていくパートナーとして、これからも技術者の方々と連携していきたい」と話した。
主催のワイエムジーワン・山家一繁社長は、参加者やオフィシャルスポンサー、協力各社への感謝とねぎらいの言葉を述べた後、「フルラッピングをしたいという当社への問い合わせが、昨年と比べて倍近くにまで増えている。ようやくカーラッピングビジネスが、日本でも認識されてきたと実感している」と喜びの声で締めくくった。
次回の第3回大会は、来年3月11日から13日まで。東京ビックサイトで開催される、「国際オートアフターマーケットEXPO」内にて実施される予定だ。
【2019 3M™ラップフィルム ラッピングバトル 大会結果】
- ■優勝者/ヤマックス 川上裕貴さん
賞品:3M™ラップフィルム 2ロール - ■準優勝者/Rinda Factory 林田優希さん
賞品:3M™ラップフィルム 1ロール - ■三位/サインアートツカ 戸井康人
賞品:ナイフレステープ デザインライン20巻
※このほか、施工用のグローブなど、運営協力各社から多くの賞品が贈られた。