景観を損ねずに5G回線に対応できる、デザイン性に優れたフィルム型アンテナを開発。2025年に本格リリースへ、大日本印刷

大日本印刷は4月14日、5G回線に対応し、直径150㎜の細い円柱にも巻き付けられる、フィルム型のアンテナを開発したと発表した。

同製品は、高い屈曲性を有しているため、曲面に設置できるのが最大の特徴。木目調などの意匠性を付与すれば、景観を損ねないまま、あらゆる空間でアンテナとしての役割を果たす。また、耐候性にも優れているため、街灯や信号機、電柱といった屋外にも使用できる。

3月には、電気通信事業者のオプテージとの実証実験を実施し、5G回線での通信に成功。今後は各種通信関連会社と連携し合い、2023年度の量産化に向けて機能検証を進めていくという。

5G回線は高速大容量通信を可能とする一方で、通信距離の短さが課題となっている。これから先さらに需要を伸ばしていくためには、受信エリアをカバーできる基地局とアンテナを多数設置する必要があるなか、例えば街灯や電柱、建物の内部や外壁など、景観を損なわないままに設置できるアンテナの需要も高まっている。

これらの課題に対して大日本印刷は、デザイン性に優れた今回のアンテナを開発。独自設計による給電線の仕組みによって、円柱にも巻き付けられるように工夫を凝らした。

なお、本格的なリリースは2025年を目安とし、売上10億円を目指していくそうだ。

>>>詳細はこちら

壁面に貼り付けるだけで5G回線に対応。フィルム状のアンテナなので、景観を損なう恐れがない

関連記事

  1. 365日点灯可能かつ施工性に優れるLEDソーラー蓄電式照明「SUN BEAM」を発売、プロフリー

  2. 東京都内の再開発エリアで仮囲いの広告スペースを販売開始、ビズパ

  3. XR技術によって推し活の世界に入り込めるデジタルサイネージが登場。リアルで没入感のある撮影体験を提供…

  4. 12月5日からジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 渋谷エリアジャックキャンペーンを展開、キリ…

  5. デジタルサイネージ広告の市場調査を実施。景気は右肩上がりで、2023年の市場規模は801億円の見通し…

  6. 横浜市 ネオンサインによる屋外広告物の写真展を実施。展示用に曲げた成果物も

  7. インク容量が約2倍の新型2モデルを発表。来年1月から販売開始へ、エプソン販売

  8. 建設業界の約7割が人手不足を実感。相次ぐインバウンド需要への対応で、賃金をアップする企業も増加傾向 …

  9. 販促ツールの見本市「第63回PIショー 春 2021」が4月14日に開幕、ビジネスガイド社

人気記事 PICK UP!
PAGE TOP