全国農業協同組合中央会や全国農業協同組合連合会などのJAグループ8団体が共同して開設した一般社団法人AgVenture Labは7月17日、独自開発したデジタルサイネージシステム「JAサイネージ」の全国展開を発表した。開発当初からのメーンターゲットだった農産物直売所だけでなく、一般企業やスーパーなどの量販店へも積極的にアピールしていくという。
同製品最大の特徴は、ローコストかつ手軽にデジタル広告を展開できる点。画像データとあらかじめ用意したテンプレートを組み合わせるだけで、最短3分で配信コンテンツを制作できる。専用のシステムは不要で、Android TV OSを搭載しているモニターであれば初期コストもなし。非搭載のモニターでも、市販のキャストデバイスを利用すれば、すぐに利用できる。
初心者でもスマホ1台あればコンテンツを配信できる利便性を武器に、4月の本格稼働後、あっという間に全国約10カ所の農産物直売所で導入。おすすめ商品やタイムサービス品の告知など商品のPRに利用できるのはもちろん、社員間のスケジュール、タスク管理表を画面で共有するといった一般オフィスでの活用も模索されている。
現在、キャンペーン期間として、1カ月間の無料トライアルを実施中。終了後も、1IDあたり月額6,980円(税別)で気軽に利用できるという。