ジェイアール東日本企画は5月26日、自社で提供している屋外広告のプラットフォーム「MASTRUM」で、京急電鉄の駅構内デジタルサイネージ「京急ステーションビジョン」の販売を開始した。MASTRUMが他社の私鉄メディアと連携するのは、初めての取り組みになる。
対象となるビジョン設置先は、「羽田空港第1・第2ターミナル駅」「羽田空港第3ターミナル駅」「京急川崎駅」「横浜駅」「上大岡駅」「横須賀中央駅」の6駅。広告の掲出期間終了後にはimp、リーチ、属性などの広告接触者に関するレポートを提出するサービスも実施する。
MASTRUMで提供している屋外広告は、ビーコンなどから媒体接触者のデータを抽出するため、従来のOOHの課題と言われていた効果検証が手軽にできるのを最大の特徴としている。広告主にとっては、時間帯別など広告内容に合わせたフレキシブルな配信を可能にし、メディアオーナーにとってもジェイアール東日本企画の幅広い販売ネットワークを活用できる、双方にとっての課題を解決するプラットフォームになっている。
今後は、京急電鉄以外の他電鉄や街ナカサイネージへも領域を拡げ、さらにオンライン&バーチャル領域を強化。シームレスにネットワーク化していく予定だ。