グラフテックは7月17日、無線LANやタッチパネルを標準対応にしたグリットローリング方式のカッティングプロッター「CE8000シリーズ」をリリースした。
同シリーズは、同社エントリーモデルの「CE7000シリーズ」から、さらにブラッシュアップした新しいスタンダードモデル。前述した機能に加え、従来から一新されたツールホルダーやメニュー画面の刷新などさまざまなバージョンアップによって使い勝手を向上させており、サインディスプレイ業界などの商業印刷用途はもちろん、一般のオフィス、店舗でも活用されやすい構成となった。
まず特筆すべきは、同社初となる無線LANの標準対応だ。これにより、ケーブルの長さにとらわれず、場所を選ばずどこにでも設置可能に。さらに、一新されたメニュー画面の操作にはタッチパネルを採用し、表示された情報を見ながら直感的な操作も可能となった。
さらに、カッター刃などを格納するツールホルダーも従来から変更。各ツールの着脱がより簡単に行えるようになり、スムーズなカットオペレーションを実現している。
もちろん、それ以外の従来機の便利機能はそのまま据え置き。操作パネルでツールを選ぶと、メーカー推奨のオフセット値が自動でセットされたり、位置合わせのトンボマークを自動検出するなど、初めての操作でも安心行えるさまざまなサポート機能も搭載している。
各型名と、価格、最大メディア幅は、以下の通り。国内販売目標は、年間で2万1,000台を見込んでいる。