デジタルプリント壁紙「りゅうそう。」が令和2年度沖縄県推奨優良県産品に認定、J&S

今年10月、令和2年度の沖縄県推奨優良県産品に、ジェイアンドエスインターナショナル(以下、J&S)のデジタルプリント壁紙「りゅうそう。」が選出された。

沖縄県推奨優良県産品とは、沖縄を代表する特産品だと、県が認めた製品に贈られるもの。選出されるためには、公的な試験研究機関の厳しい検査と、選定審査会の厳正な審査で認められる必要がある。選出された製品は、県が公式にPRを推奨。県産品の品質向上と需要拡大を図り、販路開拓に資するのを目的としている。

「りゅうそう。」は、J&Sが2018年から展開するオリジナル壁紙ブランド。沖縄の伝統的な模様である琉球紅型や八重山ミンサー織、琉球絣、読谷山花織などの地域色に加え、マリン調のデザインなど、沖縄らしさを表現できる53種類の豊富な柄を取りそろえている。

要望に合わせて、細かいサイズ指定やデザイン編集ができるほか、カーテンやクッションカバーとして利用するトータルコーディネートも可能だ。防火・シックハウス対策の厳しい基準をクリアしているため、商業施設や医療施設においても、安心して使用できる。同社が大型商業施設や病院、ホテルなどのインテリアデザインに従事するなか、「沖縄らしい壁紙を取り入れたい」というユーザーの声を受け、開発に至った。

開発の経緯について、同社担当者は、「沖縄らしいデザインをたくさん考えるのに苦労しました」と振り返る。沖縄らしさを前面に出しすぎると、ほかの家具類と調和しづらくなり、インテリア的に浮いてしまう。いかにインテリアとして映える柄を作れるか、というのがキーポイントだったという。

発売後は、特殊紙や粘着素材を取り扱うメーカーからの協力を得ながら、県内だけにとどまらず県外にも積極的にアプローチ。SNSや電子カタログを使ってPRを続けてきたのが実を結び、近年は県外から発注も受けるケースも増え始めた。名実ともに沖縄県を代表するプリント壁紙として、知名度を高めつつある。

今回の選出についてのコメントは以下の通り。

「沖縄県推奨優良県産品に選ばれたのは、素直にありがたい気持ちでいっぱいです。お客様と社員一同で日々培ってきたものの芽が、やっと出てきたというような感覚を得られました。今後も“県内の成長企業”としての自覚を持ち、沖縄に貢献できるものづくりをして行きたいと思います。弊社の理念でもある、『創造と感動を提供し、地域社会の期待に応える』企業になれるよう、これからもニーズに合わせたデザインや素材の開発により一層まい進して参ります」

【これまでの主な導入事例】

  • 民泊施設 ステイインやふそスタイル リビングダイニング壁紙
  • ホテル カヌチャリゾート Rian shop レジカウンター装飾
  • 商業施設 T-GALLERIA 沖縄 by DFS ディスプレイ装飾
  • 病院施設 たから産婦人科  院長室壁紙
  • 一般家庭 埼玉県共栄建築 N邸 トイレ内装壁紙
  • 長野県個人宅での導入事例
  • 民泊施設ティダパレスでの導入事例

長野県個人宅での導入事例

民泊施設ティダパレスでの導入事例

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