不二家は20日、東京・銀座の数寄屋橋店の屋上看板を36年ぶりにリニューアル。ネオン管による電飾看板からLEDビジョンへ一新され、多彩な映像表現を可能とした。同社の人気キャラクター「ペコちゃん」も約50年ぶりに広告塔に復活。
新たな屋上看板のサイズはW34m×H12m、LEDビジョンモジュールは10㎜×4481個を使用。通常は不二家の企業ロゴと社名で静止し、ペコちゃんやケーキなどをモチーフとした4種類の映像が1時間に1回、ランダムで約4分ほど流れる。
数寄屋橋店は1953年に開店。57年には「フランスキャラメル」のデザインをファサードに起用。63年にペコちゃんのネオン看板が登場し、66年の改築まで店のシンボルとして親しまれた。82年に現在の銀座クリスタルビルが完成してからは、不二家の企業ロゴによる屋上広告塔を掲出してきた。