JR四国は10月28日、高松駅のみどりの窓口横に、多言語の自動音声による避難誘導機能を持たせたデジタルサイネージ(電子看板)を設置し、11月1日から運用開始すると発表した。画面上の経路表示と多言語音声による避難誘導機能を両立させたデジタルサイネージの導入は、全国で初めての試みとなる。
同社では、外国人観光客に向けた観光情報の発信ツールとして、タッチパネル式デジタルサイネージ「多言語表示 観光ウエルカムボード」の管内設置を進めている。2019年6月には高知駅、7月には松山駅に設置し、高松駅は管内3駅目となる。今回新たに、避難誘導情報の表示機能を追加。既設2駅にも同機能を搭載させる予定だ。
高松駅設置の観光ウエルカムボードでは、駅周辺の観光施設や商業店舗の情報をはじめ、フェリー高速船乗り場への道案内、QRコード読み取り式の列車運行状況などを表示する。これらを日英中(繁体と簡体)韓の5言語で表示。火災や津波といった災害発生時には、多言語の自動音声で避難を促すとしている。
仕様はタッチパネル式 75インチ4Kモニター。設置・広告取り扱いは表示灯、ジェイアール四国企画。