東京・六本木に、65インチの大型屋外用デジタルサイネージを併設する喫煙所がオープンした。東京ミッドタウンの対面に21㎡の面積で立地し、20歳以上の喫煙者をターゲットに、2週間で10万人のリーチを見込む。
これは、東電タウンプランニングとエビリーによる共同実証実験で、日本たばこ産業東京支社の監修のもと実施。喫煙所内での新たな映像配信サービス「Hito-iki Vision」として展開する。たばこ1本分を喫煙する滞留時間に合わせ、ゆったりとした気持ちにふさわしい広告映像とメディアコンテンツを配信し、その広告価値を検証するとしている。期間は2020年9月末までの予定。
広告映像は1ロールを5分で設定。60秒のプレミアム広告と15秒の標準広告を交互に4枠ずつ放映する。1日あたりの表示回数は、午前6時から深夜0時までの18時間放映のため、計216回となっている。掲載期間は3カ月から、料金は要相談。
両社では、広告価値の検証に留まらず、2020年の改正健康増進法の全面施行に先立ち、屋外に適切な喫煙所を設置することで、非喫煙者への迷惑軽減やポイ捨てなどを防止し、環境美化への寄与、ひいては地域活性化に貢献していくとする。