リンテックサインシステムは1月20日、LAGプロテクトシリーズから、抗ウイルスフィルム「G-070PN80」と「M-071PN80」「M-072PN140」の3種を販売開始した。前者2種は、抗菌・抗ウイルス加工製品の認証を行う、抗菌製品技術協議会の安全性基準を満たした「抗菌・抗ウイルス加工SIAAマーク」を取得、後者は24時間で1/100以上の抑制効果を示す「JIS Z 2801」の抗菌性能に準拠している。
同製品郡は、表面の塩ビ基材に抗ウイルス加工剤を練り込み、フィルム表面上のウイルスを24時間で99%以上減少させる効果を持つフィルム。基材厚80μmかつ強粘着タイプで、グロス調の「G-070PN80」と、同じくマット調の「M-071PN80」は、薄型のためエレベーターボタンや照明のスイッチへ活用できる。それ以外にも、同社IJメディア「グラフィカル」との組み合わせ提案を訴求。店内サインや装飾、ポスター、POPなどのラミネートフィルムとしての活用を見込んでいる。
一方で、基材厚140μmかつ強粘着再剥離タイプでエンボスマット調の「M-072PN140」は、再剥離タイプのため一定期間後にきれいに剥がせるのが特徴。手の触れやすい手すりやドアノブ、テーブルやカウンター、店舗什器といった部分への施工に最適となっている。
コロナ禍以前から、業界に先駆けて抗菌・抗ウイルス関連の製品開発に注力してきた同社。抗菌コート仕様のデジタルプリント壁紙「プリンテリア」シリーズや、防カビ・抗菌の両機能を有する粘着剤付き化粧フィルム「パロア」といった従来の製品群と合わせて、より一層、抗菌・抗ウイルス製品の展開を強化していく構えだ。