最後に、屋外ビジョンがユーザーに与える印象と、その先の行動パターンについて触れていきたい。「屋外ビジョンで流れている広告を、別のシーンで思い出すのはどのようなシーンですか?(複数回答可)」と質問したところ、「他媒体を見ていた時に屋外ビジョンで流れていたお店だとピンときた」が36.7%と最も高い数値となり、「SNSで話題になっていた」は27.7%、「思わず友人との会話で話題にしていた」は25.4%と続いた(図3)。他のメディアとの組み合わせはもとより、SNSとの連動性も、見逃せない重要な要素と言えそうだ。
その上、「屋外大型ビジョンを見たことがきっかけで、どのような行動をしたことがありますか?(複数回答可)」と質問したところ、「特にない」が42.1%となってしまった一方で、「気になってネット、SNS等で検索をした」は21.4%、「会話の話題になった」は17.2%、「他の媒体で同様の内容を見た時に印象に残りやすかった」は11.5%といずれも見逃せない回答を得られた(図4)。屋外大型ビジョンの映像をきっかけに、さまざまな行動に移った人の割合も高く、商品のPRにつながるのは間違いないと言えるのではないだろうか。
同社では、静岡県内最多の通行量を誇るJR静岡駅近辺に、315インチの県内最大級大型LEDビジョン「ICAビジョン」を設置。美しく迫力ある映像と音響でさまざまな屋外広告を展開するほか、AIによる正確な通行量調査を定期的に実施し、1人当たりへのリーチ単価を提示するサービスも実施している。今後も引き続き、サービスのさらなる強化に注力していく構えだ。
【調査概要】「屋外ビジョンの印象」に関する調査
【調査期間】2021年11月19日(金)~2021年11月20日(土)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,014人
【調査対象】20代~60代の屋外広告を見る機会のある男女
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ