「openmaterial」の一環として、実際に回収した素材を再利用した事例もある。2021年11月に渋谷スクランブルスクエアで開催された写真展では、使用したターポリン幕をそのまま廃棄せずに、トラベルポーチにアップサイクル。希望者を募り、抽選で贈呈するプレゼント企画を実施した。回収と商品化をサポートし、廃棄されるはずだった素材を新しい価値に変えたひとつのケースと言えるだろう。
このように、同社では現状の廃棄ルールにはない視点で、回収と再利用のプロセス構築をサポート。素材の可能性を広げ、新たな循環の輪をつくっていくのを目的としている。
既に多くの企業から賛同を得られ、さまざまな観点から再生素材の活用を模索。現在も引き続き、回収に困る素材を持っている企業からの情報提供を募っている。