「TV×Web×OOH」のメディアミックスで期待できる広告効果を検証。交通広告が購買意欲の向上に大きくつながるという結果に、ジェイアール東日本企画と野村総合研究所

次に、3億円を広告予算とした場合の最適な配分について、シミュレーションで調査を実施。その結果、「TV65% WEB20% 交通15%」が最も高い効果を得られる数値だと明らかになった【図4】。こちらも同様にZ世代に絞ってシミュレーションしたところ、「TV40% WEB35% 交通25%」という数値が最も理想値だと算出。若者世代は、TVので得られる広告効果が全体と比べて低く、一方でWebや交通への興味は高まっていると分かるだろう。

【図4】TV・Web・交通OOHへの予算配分パターン別広告効果のシミュレーション結果

これらの結果を得られた要因には、下記3つが挙げられる。

  • 3つのメディアが生活者のタイムラインを補完し合えるため、広告効果も上がっている
    「家の中で触れるTV」と「デジタル上で触れるWeb」、さらにその両者の対極にある「家の外でリアルに触れるOOH」を広告プランに組み込めれば、生活者がどこにいても、広告に触れる機会をつくれる。
  • 3メディアの重複接触に伴うクロスメディア効果の増幅
    3つの異なるメディアへの出稿により、1つの広告媒体について視認する機会がシンプルに増大する。これにより、購入意欲の増大などが起こりやすい状況つくっていると言えそうだ。
  • 「若者やイノベーティブな層に届く」交通広告がより効果を底上げしている
    圧倒的なリーチ力を誇るTV、スマホやPCを通じて四六時中接するWebに加え、見逃せないのが「交通系OOH」。マーケティング価値の高い若者や、先進層に高頻度でリーチできるのは、JR渋谷駅などそれらの人々が集中的に集まる場所に限られる。よって、交通広告が広告効果の底上げに貢献している部分は大きい。

以上の結果より、有用なメディアミックス戦略として、「TV×Web×OOH」による「トリプルペイドメディア戦略」が有効だと、ジェイアール東日本企画とNRIは発表。今回導き出された結果について両社は、今後の新たな時代のコミュニケーション戦略に役立てていきたいと見解を述べた。

ページ:
1

2

関連記事

  1. 日本HPユーザー向けイベント開催。蜷川実花展の裏話など多彩なセミナーを展開

  2. 東京・赤坂と丸の内にオープンした新ショールームのオープニングセレモニーを実施。サイン業界向けの各種大…

  3. 侍ジャパン、ラーズ・ヌートバー選手をCMに起用したメガネブランド「Zoff」が全国各地をジャックする…

  4. 路上変圧器へのデジタルサイネージの広告掲載解禁へ。さいたま市で実証実験はじまる

  5. インク容量が約2倍の新型2モデルを発表。来年1月から販売開始へ、エプソン販売

  6. 西日本最大の業界展「SIGN EXPO 2022」の出展社を3月31日まで募集中、近広連

  7. 無線LANとタッチパネルを標準搭載しユーザービリティを改善したカッティングプロッター「CE8000シ…

  8. 災害時の館内放送とサイネージ画面を同期する新サービス

  9. ポスター広告でまちをジャックできる新しい屋外広告サービスを開始。第1弾として、東京・原宿エリアで展開…

人気記事 PICK UP!
PAGE TOP