社員が働く環境を第一に考えた新オフィスにリニューアル。併せて、アップル社の創業者・スティーブ・ジョブズ氏の写真展を開催 ハットリマーキング

ハットリマーキングは28日と29日の2日間、リノベーションされたばかりの同社内で、写真家・小平尚典氏による作品展「STEVE JOBS+写真展」を開催した。入場料は無料で、同社の新オフィスを披露するのも目的のひとつとしている。

小平氏は、1987年に米国の西海岸に移住し、日米を股にかけて活躍するフォトジャーナリスト。ジョブズ氏やビル・ゲイツ氏など、長年にわたってIT関連の起業家たちを取材し、PCの発明に携わった偉人たちをまとめた「シリコンロード」など、さまざまな著作を残している。

写真展では、起業家であるスティーブ・ジョブズ氏の軌跡を中心に、同氏の多彩な作品を展示した。パネルの出力は全てハットリマーキングが行ったほか、リンテックサインシステムやジェットグラフ、KABEGAと、多くのメーカー・販売店が協力会社となっている。

今回の写真展について、「今年7月に宮崎県のサイン製作会社・キャンバンで同様の写真展があったのを見てから、当社でも開催してみたいと決意し、準備を進めてきました」と語るのは、代表取締役の服部直己氏。小平氏の写真の迫力に圧倒されたのだと振り返る。「思えば40年前、カッティングマシンを導入するためにアップル社のAPPLE Ⅱeを思い切って購入した日を思い出しました。今回のオフィスリニューアルも、マシンの導入時と同様にイノベーションを求めた姿勢の現れです。当時からここまで会社を存続させ、成長できたのだと思うと、喜びもひとしおです」と笑顔を見せた。

服部氏の言葉通り、創業35周年を前にして、オフィス内の大規模なリニューアル工事を実施した同社。改装にあたっては、社員の働き方改革をより促進させるために、ハード面の大幅な刷新に力を注いだという。

今まさに出力しているかのようなイメージで写真を展示するなど、サイン製作会社ならではの演出も見られた

“働くとこ改革”というコンセプトのもと、過ごしやすくきれいなオフィスに改装。カフェのような内装でフリーアドレスとなっている1Fのオフィスフロアはもとより、IJPをはじめとする各種設備の動線整理も行い、資材の搬送用に1Fと2Fをつなぐリフトを新設するなど、スタッフの働きやすさを第一に考えたオフィスが目指されているそうだ。

すっきりとした内装で、スタッフの働きやすさを一層高めたオフィスとなっている

メディアの搬送用に新設されたリフト

  • 2023年10月30日に記事の加筆・修正をしました

関連記事

  1. 地域と宿泊客をつなぐマップ型デジタルサイネージが熱海の大手ホテルに導入、インセクト・マイクロエージェ…

  2. ウォーターレスのダイレクト捺染プリンター「Tx330-1800」と「Tx330-1800B」を4月発…

  3. 成田空港UD基本計画が決まる。サインは建築空間と一体的に検討

  4. UVインクが剥離しない!金属類に強定着するUVプリントサービスを開始、アートリンク

  5. 世界大会の日本代表戦を制したのは川上裕貴氏、World Wrap Masters Japan 201…

  6. 市内の屋外広告を集めたパネル展「横浜サイン展」を本年も開催。看板の基礎知識を学べる解説やクイズも合わ…

  7. DeNA どん兵衛ラッピングの0円タクシーを都内で50台走らせる

  8. 創立100周年を機に「道頓堀グリコサイン」のデザインを変更、江崎グリコ

  9. JR九州 国内最大の有機EL看板導入

人気記事 PICK UP!
PAGE TOP