CO2排出量を約50%削減できるターポリンに新製品が登場。マテリアルリサイクルで一層の環境配慮を達成 クラレプラスチックス

ゴムやプラスチックを中心とした製品開発を行うクラレプラスチックスは7月27日、自社製品のひとつである環境対応型ターポリン「ハイドロックス」のラインアップ拡充を発表。リサイクル塩化ビニル樹脂フィルムを使用した「ハイドロックス-R」を発売する。

ハイドロックスとは、同社独自の無機成分を配合した塩化ビニル樹脂を採用したターポリン製品。従来のオレフィン樹脂系と比べて燃焼時のCO2排出量を約50%削減できるのを最大の特徴としているため、環境配慮への意識が高まりつつある市場背景を受けて需要を大きく伸ばしているという。

一方で、今回リリースしたハイドロックス-Rは、原料の約7割を塩ビ複合材の製造工程で発生する端材や規格外品で構成しているのが最大のポイント。本来は廃棄物になるそれらをマテリアルリサイクルし、原料とすることでより環境に配慮した製品になっている。

さらに、ターポリンの基本性能として防炎配合に加え、防カビ・抗菌配合などにも対応する。建築用養生シート、垂れ幕、フロアーシート、間仕切りカーテン、野積みシートなどでの活用を見込む。価格はオープン。

初年度の販売目標は1億円で、2026年には5億円を目指す。同社では、今後もサステナブルな製品の拡充を模索し、循環型社会実現への取り組みに貢献していく構えだ。

関連記事

  1. 純正測色器「SD-10」の発売を記念して純正ソフトウエアRIPとのセットモデルの販売を開始、エプソン…

  2. 東京・渋谷の地下を死神「ラクシャス」がジャック! ベルセルク最新43巻の発売を記念して 白泉社

  3. 電通のキャラクター「パパパン」を使ったコンテンツ動画が全国76カ所のデジタル媒体で一斉配信、LIVE…

  4. 定評のある色彩表現力はそのままに大きく生産性を向上させた新しい卓上UVプリンターを発売 ローランド …

  5. 個人事業主の57.9%が仕事量に減りを感じる、新型コロナの影響調査

  6. ファブリックサイン「LUFAS」が現在美術展のアート作品として採用。昇華転写だからこそできる独自な表…

  7. 購入から5年が経ったSC-S80650を再整備するサービスを開始。併せて、再整備したプリンターをお得…

  8. EuroShopが開幕。欧州でもLED FANの人気は健在、ライトボックスは調光演出が進む

  9. フィルム型太陽電池と一体化したアクリルタワーサイン、変なホテルハウステンボス

人気記事 PICK UP!
PAGE TOP