2022年7月版「世界の広告費成長率予測」を発表。2年連続の成長見込みでコロナ禍以前を超える予想、電通グループ

電通グループは7月13日、世界58カ国、地域の市場から収集したデータをもとに数値化した「世界の広告費成長率予測(2022〜2024)」を発表。この結果、2021年に続いて2年連続の増加見込みとなり、その市場規模は7,385億米ドルになると予測されている。日本単体で見ても、0.8%ほどプラス成長する見通しだ。
>>>詳細レポート「Global Ad Spend Forecasts July 2022」(英語版のみ)はこちら

【図1】世界の総広告費の推移

【図1】によると、2022年の成長率予測はプラス8.7%の回復傾向。1月に行われた過去の同調査と比べて、0.4ptほど下方修正となったものの、変わらず需要増加の傾向にあると分かった。コロナ禍からの回復基調の継続はもちろん、世界的な各種スポーツイベントや主要国における選挙などによって、広告出稿が増えているようだ。この予測通りとなれば、19.6%の成長となった2021年と合わせ、2年連続でのプラス成長となる。

国別に見ても、北米、西ヨーロッパ、中央および東ヨーロッパ、アジア・パシフィック(日本含む)、ラテンアメリカ、中東など、全ての地域で成長率がプラス成長となる見通し。電通によると、市場規模のトップ5は、米国、中国、日本、英国、ドイツがランクインし、2022年に高い成長を見込める市場は、インド、米国、ブラジルだという。

この好調を支えているのは、昨年に引き続きデジタル広告。2022年の成長率予測は14.2%、総広告費に占める割合も、55.5%と半分以上になる見通しだ【図2】。媒体別に見ると、特に動画広告(プラス23.4%)、ソーシャルメディア広告(プラス21.9%)、検索連動型広告(プラス12.9%)が成長をけん引していると予測できる。

Print Friendly, PDF & Email
ページ:

1

2

関連記事

  1. 石垣島 恋する灯台にハート看板

  2. 東京・渋谷に秋の新ドラマをPRする巨大交通広告が出現

  3. MCD 横浜市のシティ・インフォメーション・パネル250基を再整備へ

  4. サイン業界向け低溶剤インク搭載IJPシリーズに新しく4機種をリリース。ハード設計をいちから見直し、よ…

  5. 工具なしでブロック塀に看板を設置できる「看板フック」に新サイズが登場、ハクロマーク製作所

  6. 社員が働く環境を第一に考えた新オフィスにリニューアル。併せて、アップル社の創業者・スティーブ・ジョブ…

  7. 横浜駅きた西口前初の180インチLED屋外広告ビジョン。広告費半額キャンペーンも実施

  8. 電通 「2017年 日本の広告費」を発表。屋外広告は3,208億円と微増

  9. 海外の最新マシンとその活用事例が学べるオンラインセミナーを開催。お得に導入できる補助金情報も、フジテ…

人気記事 PICK UP!

PAGE TOP