新色レッドインクを搭載した低溶剤機「XP-640」を発売。新型プリントヘッドでこれまでにない高生産性と広い色域を実現 ローランド ディー.ジー.

ローランド ディー.ジー.は7月9日、サイン業界向けの大判IJP「TrueVIS」シリーズの新製品として、エコソルベントインク搭載機「XP-640」のリリースを発表した。

同製品は、スタガ配列の新型プリントヘッドによって、より微細なインク滴を高密度かつ高速に吐出できるようになったのがポイント。また、その性能を最大限に引き出す新たな高速データ制御技術も搭載し、8色塩ビ標準モードで15.2㎡/hの高速プリントを実現するなど、今までにない高い生産性を達成している。

さらにインクも、新開発の低溶剤インク「THインク」を搭載。CMYKに加え、特色のオレンジ、グリーン、そして新色のレッドインクを用意し、色域も従来機と比べて最高クラスとなっている。サイン業界で頻繁に使われがちな赤系をより鮮やかに出力するのはもちろん、これまで難しかったコーポレートカラーも正確に再現できるという。従来機比でインク使用量も低減されており、ランニングコストは20円/mlを実現する。

加えて、同社ならではの美しくリアルなグラフィック表現を可能にする独自の印刷設定「True Rich Color」もさらに進化。標準の「True Rich Color Standard」を基準に、「よりビビッドな色」「より深みのある色」「よりソフトな色」など、使用するシーンに合わせた最適なカラーバリエーションを素早く選択できるようになった。

このほか、高い視認性で使いやすい7インチカラーの液晶タッチパネルや、メディアを差し込むと自動的に正確な位置調整を行ってくれるメディアセットアップ、斜行を押さえて正確な巻き取りを実現するメディア巻き取り装置、出力後のメディア切り離しをサポートするミシン目シートカットなど、出力効率高めるさまざまな機能も満載。操作性も向上し、これまでは担当者が訪問して行っていたプリントヘッド周りのキャップやワイパー、ワイパークリーナーなどの交換作業も、ユーザー自身で簡単に行えるようになった。

もちろん、クラウドベースのアフターフォローサービス「Roland DG Connect」にも対応。万が一エラーを発生させてしまった際には、的確・迅速なサポートを行えるサービス体制も構築させている。

標準価格は、230万円(税別)。年間の販売目標台数は、国内200台を目指していく。

製品の詳細スペックは以下の通り。

関連記事

  1. 新宿駅にZ戦士が大結集。悟空がフラッシュで“変身”する広告に話題沸騰

  2. JAPANTEX2022 特別展示「第2回デジタルプリントインテリアフォーラム」が盛況裡に閉幕。最先…

  3. 生産性を60%以上向上させたUV機の最新モデルが登場。一度のメディア搬送で最大5層までの多層印刷も可…

  4. 貼るだけで即効性がある抗ウイルスフィルム「キルウイルス」を開発、リディアワークス

  5. 世界大会の日本代表戦を制したのは川上裕貴氏、World Wrap Masters Japan 201…

  6. 3D映像とサウンドを組み合わせたLEDディスプレイに直径300㎜のコンパクトタイプが登場!より自由度…

  7. 職人の貼り施工技術を競い合う「第1回全日本カーラッピング選手権2021」が11月に開催。現在参加者を…

  8. 今週12日(木)に国内最大級の広告資機材見本市「第64回サイン&ディスプレイショウ」が開幕 東広美

  9. NewDays電子看板が243駅650台の大規模ネットワーク化

人気記事 PICK UP!
PAGE TOP