SureColorシリーズ初のレジンインク、UVインク搭載機をそれぞれ販売、エプソン販売

エプソン販売は17日、長野県の同社広丘事業所で、2回目となる「2020年大判インクジェットプリンター新商品発表会」を実施した。商業・産業向け大判IJP、 SureColorシリーズから新たに4機種のリリースを発表。なお、この記者発表会は、コミュニケーションツール「Microsoft Teams」により、オンラインでも配信された。

サイン業界に向けて、新たにラインアップへ加わったのは、シリーズ初のレジンインクを搭載した「SC-R5050/R5050L」と、同じく初のUVインク対応のフラットベッド機「SC-V7000」。このほか、24日に発売された2機種である、プリンターとスキャナーの一体型複合機「SC-T3150M」と、従来スペックのままA1plusサイズに対応した水性顔料機「SC-T2150」も発表された。サイン業界に向けての2製品は、12月中旬のリリースを予定しているという。

サイン業界向けに、新たな2機種を発表

「SC-R5050/R5050L」は、新開発のレジンインク「UltraChrome RSインク」を6色搭載している。これは、水性ベースによる環境配慮型のインクで、従来の溶剤インクと異なり、乾燥時間を不要としているのが特徴。出力後すぐに後加工を可能とするため、作業効率の大幅な改善を実現するほか、塩ビはもちろん、壁紙、テキスタイルなど、より幅広いメディアへの対応も可能となっている。また、「SC-R5050L」は1.5Lの大容量インクパックを2本セットしているため、印刷中でもインク交換が可能だ。64インチ対応で、出力幅は最大1,616㎜。

新開発のレジンインクを搭載した「SC-R5050」

UVインク対応のフラットベッド機「SC-V7000」は、紫外線を照射させ、メディアにインクを硬化させる「UltraChrome UV インク」(10色インク)を採用したモデル。10色のインクセットと8個のプリントヘッドにより、スポット印刷や厚盛印刷をはじめとした、さまざまな特殊出力に対応する。透明や色付メディアへの出力時に下地色として欠かせないホワイトインク、メディアの表面に光沢感を与えるバーニッシュインクなど、多層印刷によって鮮やかな成果物を生み出す。受注生産品となっており、既に予約は開始されている。

シリーズ初となる、UVインク対応のフラットベッド機「SC-V7000」

建築用途での新たな市場シェア獲得を見込まれている「SC-T3150M」と「SC-T2150」は、ともにA1plusに対応した水性顔料機。「SC-T3150M」は、プリンターとスキャナーが一体となった大判複合機でありながら、H292×W970×D505㎜とクラス最小の省スペース設計を実現。図面庫やキャビネットの上にも設置できるため、狭い現場での利用に適している。コピー時に消えがちな小さな文字や薄い線などを鮮明にスキャンできる機能を備えているため、CADに適した品質となっている。

一方で「SC-T2150」は、同社製のA1plus対応プリンター「SC-T3150/3150N」から機能を絞り込んだエントリーモデル。耐水性に優れる全色顔料を採用しているのが特徴だ。

プリンター・スキャナー一体型でありながら、コンパクトモデルを実現した「SC-T3150M」

従来製品のエントリーモデル「SC-T2150」

今後の販売戦略について、取締役 特販営業本部長の吉崎宏典氏は「今回、新たにレジンインク、UVインク対応の機種をラインアップに加え、紙はもちろん、店内什器や屋外バナー、電飾看板、工業製品など、より多彩なメディアへの出力が可能となった。屋内外問わず、幅広いクライアントのニーズに応えられる体制が整ったと自負している」と話す。また、24日に発売した水性顔料機2機種にも言及。国内水性プリンター市場のなかでも、最大マーケットであるA1plus対応のマシンを発売し、一層シェア拡大に努めていきたいと力を込めた。

記者発表後、リモートで実機デモが行われた

いずれの機種も、IJPの一括管理クラウドサービス「Epson Cloud Solution PORT」のサポート対象

ページ上部へ戻る