国内最大規模のインテリア見本市「JAPAN TEX2024」が11月20日〜22日の3日間、東京ビッグサイトの東4ホールで開催された。主催は日本インテリア協会で、後援は経済産業省、日本貿易振興機構ほか。今回は「暮らしが変わる、インテリアの力 ~新たな出会いがきっとある~」をテーマに180社が出展し、来場者数は3日間で8,449人に上り、合同開催の第46回Japan Home Show & Building Show 2024などを含む建築+インテリアWEEK全体で合計3万9,282人に上った。
次回のJAPAN TEX2025 は、2025年11月19日~21日の3日間、東京ビッグサイトで開催予定となっている。
ミマキエンジニアリング
リリースを間近に控えた次世代捺染顔料転写プリントシステム「TRAPIS(トラピス)」で製作した多彩なインテリア製品をサンプル展示。従来のデジタル捺染システムと比べ工程が大幅に短縮されるだけでなく、ポリエステルや綿、麻、ナイロンをはじめとするさまざまな生地にプリンター1台で出力が可能となる。
さらにブースでは、オンデマンド・ミューラル壁紙「アルティスタ インテリアシリーズ」とプリント&カット対応のフラッグシップUV機「UCJV330-160」を展示。デジタルプリント壁紙や家具製品のデコレーション例を紹介した。
ウォールボンド工業
ビニル壁紙からエコ系壁紙まで幅広く対応する壁紙施工用の原液タイプ接着剤「ウォールボンド100」シリーズから、職人の好みに合わせて粘度を変えた3タイプをPRした。
住江織物
同展で初披露となるオーダーラグシリーズ「Epilogue」を訴求。インクジェットで柄を吹き付けることで生まれる、奥行きのある色の濃淡を特徴としている。サイズオーダーに加え、建具や家具に合わせて加工する形の自由度にもこだわった。
マザーズ
UVプリンターで出力したオリジナルプリントの「VVPタイルカーペット」を展示したほか、細かい文字まで対応できるタイルカーペットに象嵌加工を施した「デザインカットカーペット」もPR。
トーソー
今年7月に新柄を20種類追加したロールスクリーン「マイテックシーズ」を出展。レーザーカットで柄を切り抜くことで、スクリーンを降ろしても“木漏れ日”が差し込む演出が来場者から注目を集めた。
シンコールインテリア
迫力のサイズ感で空間を演出するデジタルプリント壁紙「リアルウォール」を展示。通常サイズに加え、タペストリーのように手軽に使える幅900mmの「1巾タイプ」も用意する。
東リ
「素材」を活かした空間づくりをテーマに新製品を取りそろえた東リブース。「デジタルプリントウォール」は3サイズをそろえ、多彩なグラフィックを用意する。
中川ケミカル
合同開催の第46回Japan Home Show & Building Show 2024に出展。磨りガラス調の「フォグラス」シリーズや透明色装飾用シート「IROMIZU」などのカッティングシートのセットレシピを紹介した。カットやプリントの加工を組み合わせ、無限に広がる表現力の高さをアピールした。