CO2排出量を従来比で約50%削減できるターポリンに新製品が登場。マテリアルリサイクルの実現で一層の環境配慮を達成 クラレプラスチックス

ゴムやプラスチックを中心とした製品開発を行うクラレプラスチックスは7月、自社製品のひとつである環境対応型ターポリン「ハイドロックス」のラインアップ拡充を発表。リサイクル塩化ビニル樹脂フィルムを使用した「ハイドロックス-R」を発売する。

ハイドロックスとは、同社独自の無機成分を配合した塩化ビニル樹脂を採用したターポリン製品。従来のオレフィン樹脂系と比べて燃焼時のCO2排出量を約50%削減できるのを最大の特徴としているため、環境配慮への意識が高まりつつある市場背景のなかで需要を大きく伸ばしているという。

一方で今回リリースされるハイドロックス-Rは、原料の約7割を塩ビ複合材の製造工程で発生する端材や規格外品などで賄っているのが最大のポイント。本来は廃棄物になるそれらをマテリアルリサイクルし、より環境に配慮された製品となっている。

さらに、ターポリンの基本性能である防炎配合に加え、防カビ・抗菌配合などにも対応可能。建築用養生シート、垂れ幕、フロアーシート、間仕切りカーテン、野積みシートなどの活用が見込まれている。価格はオープン。

初年度の販売目標は、1億円。さらに2026年には、5億円を目指していくそうだ。同社は今後も、サステナブルな製品の拡充を模索し、循環型社会実現への取り組みに貢献していく構えだ。

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