フィルム型太陽電池と一体化したアクリルタワーサイン、変なホテルハウステンボス

ハウステンボスは12月21日、2015年7月にオープンした「変なホテルハウステンボス」を増床し、第3期棟「サウスアーム」として56室を加えた。このエントランス付近では、最新のフィルム型太陽電池を活用し、看板照明の電源供給を図っている。将来的には、植物性由来の蓄電池も導入し、客室への電源供給も見据える。

同看板は、透明なアクリル素材によるタワーサイン内部に、フィルム型太陽電池を内蔵している。フィルムサイズはW90×H82mm・D0.5μ(ミクロン)で計72枚を使用。発電量は1時間あたり15Wとなっている。サイングラフィック部は業務用インクジェットプリンタでダイレクト出力したという。全体サイズはW1.05×H2.05m。施工はハウステンボス技術センター。

このフィルム型太陽電池はポーランドのSaule Technologies社が開発。他社の類似製品に比べて透明性に優れ、その汎用度の高さが注目されている。ハウステンボスでは、設置先を選ばないフィルムの特性を活かし、近くホテル外壁への設置も視野に入れる。

なお、増床した第3期棟では海外渡航客に配慮して同社初の和室を用意。客室の解鍵にはタブレット式顔認証システムを導入している。施設概要は次のとおり。

・敷地面積:2069.01㎡
・延床面積:2400.85㎡
・階  数:地上2階建
・客室総数:56室
・構  造:木造
・設  計:デザインキット
・施  工:松井建設

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